堺のほか、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司、嵐・二宮和也ら豪華キャストが集結し、制作費は民放キー局では破格の1話1億円とも言われる同ドラマ。そんなドラマで重要な役に抜てきされたのが飯沼で、第4話では太田の正体が天才ハッカーであったことが発覚したのだ。
今月5日に20歳の誕生日を迎えた飯沼は、2021年に将来活躍する女優の発掘・育成を目的にしたTBSの演技バトル番組「TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』」で第1位に輝き芸能界入り。
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その後、21年10月期の深夜の帯ドラマ「この初恋はフィクションです」(TBS系)でドラマ初出演にして初主演を務め、昨年7月期には人気ドラマの令和版「パパとムスメの7日間」(同)でも主演を務め、同10月期の日曜劇場「アトムの童」に出演するなど、TBSがすっかり囲い込んでいる。
「『VIVANT』の原作・演出を手掛けている、福沢諭吉の玄孫として知られている同局の福澤克雄氏も『私が女優に』に関わっていたので出演させたのは納得だが、まさか、あそこまで目立つ役を新人女優に与えるのは驚きだった」(テレビ局関係者)
にもかかわらずの抜てきは、なかなか複雑な〝大人の事情〟が絡んでいたようだ。
「飯沼が1位に輝いたオーディションは、TBS、音楽プロデューサーの秋元康氏、そして堺が昨年末で退社した大手芸能プロ・田辺エージェンシーの共同プロジェクト。堺は力のある事務所のトップと〝ケンカ別れ〟のような辞め方。そこで、堺を主演に起用する代わりに、田辺に所属する飯沼をそれなりのポジションに起用するというのが、田辺とTBSの間で交わされた〝密約〟だったようだ」(芸能記者)
飯沼はTBSの〝お抱え女優〟として成長しそうだ。