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中日・立浪監督に「勝つ気あるのか」と批判 4割打者にバントさせ敗戦、試合後コメントにも呆れ声

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立浪和義監督

 9日に行われ、中日が「2-3」で敗れた広島戦。立浪和義監督が見せた采配が物議を醸している。

 問題となっているのは、「2-3」で迎えた9回裏でのこと。この回中日は先頭・石川昂弥が二塁打を放ち、無死二塁で打撃好調の宇佐見真吾(打率.435)という絶好の同点機を迎える。すると、ここで立浪監督は宇佐見に送りバントを指示。これが決まり1死三塁となった後、福永裕基(.267)にはスクイズなどを指示せずに打たせたが、福永は浅い右飛に倒れ三走をかえせなかった。

 2死三塁となったところで龍空(.194)に打席が回ってきたが、中日には代打の切り札・大島洋平(打率.274・得点圏打率.319)がまだベンチに残っていた。ただ、立浪監督は大島を代打起用せずに龍空をそのまま打席に立たせる。しかし、龍空は力ない遊ゴロに終わり、同点機をモノにできないまま敗戦となった。

 >>清原和博氏、解説中にビシエドを嘲笑?「馬鹿にしてるのか」と批判、中日戦終盤の言動が物議<<

 立浪監督の采配を受け、ネット上には「立浪監督は勝つ気あるのか」、「今の中日で1番怖い打者に送らせて、微妙な打者で勝負するのは理解できない」、「福永、龍空には無策で普通に打たせたのも腹立つ」、「大島を使わずじまいで終わったのも納得できない」といった批判が寄せられた。

 「立浪監督が宇佐見に送りバントを指示した9回裏無死二塁の場面ですが、後続の福永は試合前時点でチームトップの4犠飛を記録。同監督は宇佐見が同点打を打つ確率、福永が犠飛を打つ確率を天秤にかけ、後者の方が確率は高いと判断した可能性はあるでしょう。また、2死三塁で打席に入った龍空は8番打者で次が投手の打順だったため、今大島を出しても申告敬遠で歩かされると考え温存に至ったのでは」(野球ライター)

 試合後に応じた取材では、9回裏の攻撃について「まずは同点というところでしたけど、結果追いつけなかった」とコメントしたという立浪監督。このコメントに対しても一部から「言ってることとやってることが矛盾してる」、「同点狙いなら福永スクイズとか、右飛で三走とかやりようあっただろ」といった声が出るなど、ひんしゅくを買っている。

文 / 柴田雅人

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