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古舘伊知郎、『報ステ』放送直前スタッフから「ダメ」叱られた過去明かす

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古舘伊知郎

 7月5日放送の『荻上チキ・Session』(TBSラジオ)に、フリーアナウンサーの古舘伊知郎がゲスト出演した。古舘と言えば、2004年から16年まで12年にわたって『報道ステーション』(テレビ朝日系)のMCを務めており、その裏側が語られた。

 番組MCの荻上チキは、古舘が総理大臣を始め、大物政治家たちと向き合う時も態度を変えなかったと指摘。これには古舘は「僕はポーカーフェイスをまとって、プロレスのマスクマンになった」と当時の裏事情を語った。さらに選挙特番ともなれば、普段のようにキャスター自身が自分の意見を言えないため、古舘は「声を荒げることで意見を言っていた」と声のメリハリをつけることで、「自分の意見をギリギリで振りかざした」とテクニックを明かした。

 また、古舘は『報ステ』での失敗談も暴露。番組が始まって3日目くらいの時に、ある有名女性医師の家庭問題が生じた。結果的に問題は円満に解決したが、そのニュースを報じる際、古舘は女性医師の顔写真を「角のないマグマ大使」とまだ抜け切っていなかったバラエティ番組のノリで例えようとした。

 ​>>『報ステ』徳永アナに苦情が殺到? 「不倫のニュースは報じるのか」の声まで<<​​​

 これを古舘がスタッフに提案したのは「本番が始まる7秒くらい前」であり、スタッフからは瞬時に「ダメダメダメ」と強く止められ、普通に進行した。番組終了後の反省会ではスタッフから怒られてしまったという。古舘は「『報道番組舐めんなよ』という洗礼を毎日のようにやっていました」と裏事情を語っていた。

 さらに、古舘はスタッフから情報が流出し、スキャンダル記事を週刊誌に書かれたこともあったと語り、「ずっと摩耗していた12年間」とも振り返っていた。

 これには、ネット上で「これは神回」「流石の古舘伊知郎、時間いっぱい内容を詰め込む話芸でございましたわ…」「心のこもったお話だった。スポンサーがついている、大きなテレビ会社のニュース番組での立ち振る舞い。相当気苦労されたんだなぁ」と言った声が聞かれた。

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