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笑いが止まらないほどガッポリ? 再ブレークの“消えた芸人”はこんなににいた

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ジョイマン・高木晋哉、池谷和志

 消えた芸人=一発屋。俗にいう「あの人は今」の常連となったお笑いタレントが、実はがっぽり稼いでいる。例えば、ジョイマン。昨年は吉本興業所属芸人で営業本数が№1だった。吉本には、所属芸人が全国47都道府県に住み込んで地方活性にひと役買う“住みます芸人”がおり、そのルートで全国から営業がわんさか。さらに、JR東日本やモスバーガー、P&Gやペプシと大手企業からのCMオファーが急増した。

 ジョイマンと言えば、2008年頃にラップ漫才でブレイク。細身のメガネ姿で「ナナナナー」と左右に踊る高木晋哉に対して、「なんだ、こいつ~!」と気持ち悪がる池谷和志。この「7」がCMにつながった。昨年は、大ブレイクした08年を上回る最高月収に達した。

 この“住みます芸人”を利用せずして、自力で売れたのは天津の木村卓寛。2008年頃にエロ詩吟でブレイクしたが、本業の漫才師としてはさしたる結果を残せないまま、全国区のテレビから消えた。

 >>サンド伊達だけではなかった、武将の末裔である意外すぎる芸人<<

 しかし、2年前に家族で岩手県に移住。現在は朝の情報生番組のメイン司会を務め、冠番組、ローカルCM3本、毎月の講演会などで大忙し。“岩手の大泉洋”として、知らない人はいない存在となった。ちなみに、エロ詩吟はほぼ封印。キャラを捨てて仕事が倍増した。

 相方の向清太朗は、それを上回る活躍ぶり。元来のアニメオタクの特質を生かして、仕事量は昨年320本以上。年収は2000万円を超えた。木村が移住したことによって、コンビの仕事はゼロで、9割がアニメ。1クール(3か月)で50~70本は観るという努力を惜しまない。

 コンビ歴24年でベテランのレギュラーはかつて、「あるある探検隊」で一世を風靡。現在は、介護業界の№1芸人になっている。2014年に、西川晃啓と松本康太がそろって介護職員初任者研修の資格を取得。そこからレクリエーション介護の一環として、漫才や脳トレ体操を施設入所者と楽しんでいる。競合他者がいないため、独占状態だ。

 「芸人さんにとって最高のコスパは、結婚式のお祝いコメントVTRです。新郎新婦の名前を変え、定型文と持ちギャグで数分の映像撮影は完了。これで数万円。1日複数本撮りが珍しくなく、10分足らずでン万円も荒稼ぎする芸人が多いです。ゆってぃは“わかちこギャグ”で、その常連らしい」(週刊誌ライター)

 芸人が拓いた新たなフェーズ。発信方法はさまざまだ。

(伊藤由華)

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