夫とはお金の価値観が違いすぎて、3年で離婚しました。
元夫と出会ったのは友達の紹介でした。27歳で友達の結婚ラッシュが続いていたのもあり、そろそろと思っていたところに、友達から見た目真面目そうで公務員の夫を紹介されて、すぐに意気投合。夫はすごくロマンチックというわけではありませんでしたが、誕生日にはきちんとレストランを予約し、プレゼントを買ってくれるくらいには女心を知っていました。
>>~他人事じゃない? 夫婦の離婚原因~リベンジ不倫、傷ついたのは自分…取り返しのつかない事態に<<
出会って半年くらいでプロポーズされ、結婚。でも、今思えばもう少しお互いの価値観について話をしておけば良かったなぁと思います。
夫との価値観の違いに気づいたのは、一緒に暮らし始めた時でした。夫は映画を観るのが趣味なのは知っていたのですが、コレクションの数までは知らなかったのです。夫は1人暮らしをしていたので家に行ったこともありましたが、そこにはせいぜいDVDやブルーレイが100枚程度。これくらいなら、問題ないと思っていました。
ですが、新居に引っ越すとなって、実家に置いていたコレクションを全部運ぶことに。その数が1万を超えていたんです。今や映画はネットフリックスなどのサブスクで観るのが主流だと思っていただけに、壁一面を埋め尽くすコレクションの数に驚くとともに呆れました。
それに加えて、夫は毎月新しい映画のブルーレイをどんどん買うんです。その上、私が少し高めのバッグを買ったりすると、「似たようなの持ってたよね」といちいちツッコんでくる始末。「あなただって好きにブルーレイ買ってるじゃない」と言うと、「あれは一つだって同じものがないんだ」と聞く耳を持ちません。
これ以上、コレクションが増えると、部屋がもう1つ必要になるなと思い、話し合いをすることに。ですが、夫は自分はこれにしかお金を使っていないのだから、「映画にだけはお金を使いたい」の一点張りです。将来のことを考えて毎月の貯金の額を増やしたいと言っても、趣味に使うお金だけは減らせないと言います。
夫は公務員でしたから、収入は決まっていますし、副業もできません。私自身も仕事はしているので2人で暮らすのには問題なくても、将来を考えるとやはり貯金はしたい。こんな風に悩みに悩んだ結果、私は将来の子どものことも含めて考えて離婚を決意しました。
夫は「直子のことは愛してるから離婚したくない」と言いましたが、「じゃあ、趣味にかけるお金を減らして貯金してくれる?」と言うと黙り込んでしまいました。結局、これでは近いうちに関係が破綻するなと思い、半ば強引に離婚届に判を押してもらいました。
自分の稼いだお金を趣味に使うのは良いと思います。ですが、そのせいで老後の資金や子どもの教育費などが貯められないのは、私にとってはあり得ない感覚だったのです。夫のことは嫌いにはなっていませんが、子どもを持ちたいという気持ちも強いため、今は婚活を頑張っています。