アメリカ・オハイオ州の公共施設で、女性更衣室を使用したトランスジェンダーの女性が、男性器を露出したとして訴えられたが、同州裁判所は訴えそのものを却下した。海外ニュースサイト『Fox news』『Daily Mail』などが5月7日までに報じた。
報道によると2021年のとある日、31歳のトランスジェンダー女性AがYMCA運営の施設を訪れた。Aは女性更衣室へ。AはYMCA側から、女性更衣室の使用許可を得ていたという。
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更衣室に入ったAは、服を脱いだ。このときAの周囲には複数の女性がおり、Aの男性器を目撃したようだ。未成年を含む女性たちは、フロント係に「裸の男がいる」などと苦情を申し立てた。しかしフロント係は「Aは女性です。ことを荒立てないでください」などと回答、取り合ってもらえなかった。
女性らが警察に通報した模様。Aが逮捕されたかは不明だが、警察は公然わいせつでAを起訴した。最近になって開かれた裁判で裁判長は「公然わいせつに該当しない」として、Aに対する訴えをすべて却下した。その理由について、裁判長は、「Aが女性更衣室に入ったのは疑いようがない。しかしAは許可を得ており、不法侵入ではない。何よりもAの局部は、お腹に隠れて見えない状態だった」などと説明した。
Aは大柄な体型で、おなか周りもボリュームがある人物だ。Aの代理人弁護士は、当初からAのおなか周りの脂肪を指摘。「Aの男性器はお腹の脂肪に覆われ、見えない状態」などと裁判で訴えていた。判決は弁護士側の主張が認められた形だ。代理人弁護士は「こうした訴訟が提起されたのは不運でした。真実が勝ちました。これでAも地域の皆さんも平穏に暮らせます」などと各社の取材に答えているという。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「施設側が許可している。Aは悪くない」「下着を脱ぐときに堂々と見せるとは。疑わしい」「判決はおかしい。ナニを出したら公然わいせつ。ジェンダー関係ない」「男性器が付いていたら男性更衣室へ行くべきだ。そのための男女別」「ぜい肉で無罪放免。Aの弁護士が優秀だった」「屁理屈弁護士なだけ」といった声が上がった。
トランスジェンダーとはいえ、裸になる機会の多い更衣室では、まだまだ驚く人もいるだろう。下着を脱ぐときには、周囲に対する配慮が必要だったかもしれない。
記事内の引用について
Judge clears trans woman's indecent genitalia exposure charges on grounds area covered by 'body fat'(Fox News)より
https://www.foxnews.com/media/judge-clears-trans-womans-indecent-genitalia-exposure-charges-grounds-area-covered-body-fat
Trans woman is cleared of flashing her penis at three women using Ohio YMCA after judge ruled she's too FAT for her genitals to be visible(Daily Mail)より
https://www.dailymail.co.uk/news/article-12054769/Trans-woman-cleared-flashing-penis-YMCA-shes-FAT-genitals-visible.html