アメリカ・オクラホマ州で、44歳の男が41歳の女性Aを殺害。殺害後、男はAの心臓を切り取り調理して、男の親戚に食べさせようとしたあげく、親戚も殺害した事件の裁判が行われた。海外ニュースサイト『ABC News』と『Daily Mail Online』、『The Daily Star』などが3月18日までに報じた。
報道によると、2017年に男は銃と薬物関連の犯罪で20年の刑期で刑務所に入れられていたという。しかし州の恩赦および仮釈放委員会の判断によって減刑され、2021年1月に刑期の途中で釈放された。釈放されてから、男は叔父(当時67歳)と叔母(当時66歳)の家に滞在していた。
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釈放されてから数週間後の2021年2月、男は叔父の家の近所に住んでいたAの家に侵入し、刃物でAを刺して殺害した。その後、男は刃物でAの心臓を切り取って、男の叔父と叔母が暮らす家に持って帰った。男とAの関係性は不明だが、隣人で顔見知りではあった。男とAに血縁関係はない。動機は不明である。
心臓を持ち帰ると、そこには叔父と叔母の4歳の孫もいた。男は家に入るとキッチンで心臓を調理し、じゃがいもを添えて叔父らに食べさせようとしたそうだ。のちに男は「親族を悪魔から救うために心臓を食べさせようとした」と供述している。叔父らが料理されたものが人間の心臓であると知っていたのかは分かっていない。
男は調理された心臓を食べさせようとした後、叔父と叔母、孫を刺した。衝動的に刺したのか、食べることを拒否したために刺したのか、具体的な状況は不明である。叔父と孫は死亡。叔母は両目を刺され重傷を負ったものの一命を取り留めている。警察に事件に関する通報が入り、男は現場で逮捕された。警察に通報した人物は明かされていない。逮捕後、男は犯行を認めている。
2023年3月に男の裁判が行われ、男には殺人や暴行の罪で仮釈放なしの終身刑が言い渡された。なお『ABC News』によると、男が刑期の途中で釈放されたのは、書類の申請ミスが原因の可能性も指摘されているそうだ。叔父と叔母、孫の家族は男を釈放させた仮釈放委員会にも責任があるとして仮釈放委員会を訴えている。
このニュースが世界に広がると、海外のネットユーザーからは「男は悪魔だ。死刑に値する」「心臓を取って調理するなんて吐き気がする。なぜそんなことができるのか信じられない」「男が犯行に及んだ背景はなんなのか。精神的な問題があったのか」「本当に間違いがあったのなら仮釈放委員会の責任は大きい。なぜ釈放されたのか、どこに責任があるのかはっきりとさせるべき」「刑務所から出したことが全ての誤り」「刑務所から出た男を住まわせてあげていた叔父らを殺すなんて」といった声が上がっていた。
男の犯行は卑劣で終身刑では甘いと考える人もいるようだ。一方で、男の仮釈放が誤りだとすれば、その責任についても問われるべきだろう。
記事内の引用について
「Oklahoman pleads guilty to killing 3, cutting heart from one」(ABC News)より
https://abcnews.go.com/US/wireStory/oklahoman-pleads-guilty-killing-3-cutting-heart-97912192
「'I hope you rot from the inside out': Fury in court as Oklahoma triple murderer who cut out neighbor's heart and COOKED it to feed his family before stabbing his uncle and a four-year-old girl to death is jailed for life」(Daily Mail Online)より
https://www.dailymail.co.uk/news/article-11868799/Oklahoman-pleads-guilty-killing-3-cutting-heart-one.html
「Killer cut out woman's heart and tried to feed it to relatives after mistaken release」(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/world-news/killer-cut-out-womans-heart-29491010