瞬間最高視聴率は午後9時59分、7回裏1死一、三塁の場面で、源田壮亮がタイムリーを打った直後で、世帯視聴率が54.5%、個人視聴率が35.7%だったという。
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今大会の1次ラウンドで、日本の試合は全て世帯視聴率40%、個人視聴率27%を超え、韓国戦ではWBC歴代世帯最高視聴率となる世帯視聴率44.4%を記録していたが、勝利して準決勝進出を決めたイタリア戦で、WBCの歴代テレビ中継で最高の視聴率を更新し、また今年のテレビ番組でも1位となる世帯視聴率を記録した。
来週は、TBSで21日の準決勝、テレ朝で22日の決勝(ともに午前8時試合開始)を中継する。2試合でいずれもさらなる高視聴率更新が期待されているはずなのだが……。
「今大会でTBSとテレ朝が支払った放映権料は推定20~30億円と言われているが、以前は10億円ほどだったというから、とんでもない金額に跳ね上がった。そのため、TBSもテレ朝も高視聴率を獲得しても大赤字。残るNHK、フジテレビ、日本テレビは最初から放映権獲得をあきらめ、テレビ東京はそもそも獲得できる資金がなかった」(広告代理店関係者)
今大会のWBCでは、資金力が潤沢な動画配信サービス・Prime Videoも放映権を獲得。
昨年のサッカーW杯では、テレ朝、フジ、NHKそれぞれの局だけでは放映権料が捻出できず、全64試合を無料中継したABEMAに各局が乗っかる形でなんとか放送に漕ぎ着けたが、3年後に予定されている次回のWBCはどうなるのだろうか?
「おそらく、Prime Videoが完全独占放送権を獲得し、民放キー局での中継はなくなるのでは。もはや、タダで野球が見られる時代は終わってしまった」(同)
日本代表には、優勝して地上波中継での〝有終の美〟を飾ってほしいものだ。