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DeNA・三浦監督も「いいものを見せた」と評価! ドラ3ルーキー・林が見せつける積極性

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林琢真

 即戦力期待が期待されドラフト3位で駒澤大学から入団した林琢真。ここまでキャンプも一軍で奮闘し、オープン戦に入るとその勢いはさらに増している印象だ。

 4日の試合、ホームの横浜スタジアムでのデビューは4回、フォアボールを選んだ大田泰示の代走として登場すると、50メートル走5秒7の俊足を活かし初球から果敢にスタート。二盗を成功させると、送球がそれボールがセンターに抜けたスキを逃さず、またたく間に三塁を陥れた。6回のホーム初打席はファーストゴロに倒れたが、3点ビハインドの9回ノーアウト1塁の場面では、セーフティバントを試みる工夫も凝らし、ボールをじっくり引き付け10球粘るなど、いやらしい一面も見せた。

 翌日は三浦大輔監督に「粘り、足、判断力」を買われ大学時代からの定位置、一番セカンドでスタメンゲット。第一打席は大きなライトフライに倒れるも、初球から積極的にスイング。3回には「課題だった」と自ら明かす、追い込まれてから高めに浮いたフォークをライト前に落とし、9打席目での初ヒットをマーク。4回にはワンアウト満塁のチャンスで打席が回ると、追い込まれてから変化球をファールで逃げながら、最後は低めのカットボールをセンターに犠牲フライを放ち打点を稼いだ。この場面は「ヒットを打つことを考えずに、なんとしても外野に持っていくことを考えていた。それがうまく力もいい感じで抜けて、良い対応ができた」と胸を張った。

 プレースタイルは「欲とかではなくて、その状況でできるベストのことをしよう。積極性は自分の持ち味だと思うので、そこを全面的にアピールしたい。オープン戦とはいえ勝ちにこだわって、貢献できるようにやっていきたい」とプレーもアタマも実戦的。

 指揮官も「非常にいいものを見せてくれた」と評価した大卒ルーキー。盗塁、小技、好守、判断力と積極性を武器に、チームに新たなオプションをもたらす貴重な存在になりそうだ。
 
取材・文・写真 /  萩原孝弘

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