ブラジル・リオデジャネイロ州で、26歳のマッサージ師の男が自身を同性愛者だとかたり、女性客に性的暴行をしたと海外ニュースサイト『Revista Fórum』と『The Daily Star』などが2月24日までに報じた。
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報道によると、男は同州のリゾート地域にあるアパートの一室でマッサージ業を営んでいたという。男の他に従業員はいなかったとみられている。男はインフルエンサーの女性、少なくとも2人に声をかけ、マッサージのサービスを無料で提供する代わりに店を宣伝してほしいとお願いした。女性たちは承諾。事前に伝えていたのか、女性たちは男が同性愛者であると知っていた。
女性たちはそれぞれ別の日にマッサージを受けたが、施術中、男から性的暴行を受けた。被害者の女性の証言によると、男は施術前に全ての服を脱ぐか、ビキニを着るか女性に選ばせたそうだ。女性がどちらを選択したのかは不明だが、施術が始まると、男は女性の陰部を指でなぞったり、自身の陰茎を女性の下半身に当てるなどしたという。
なお、男は2021年1月に性的な犯罪で逮捕されていた。犯罪の具体的な内容は不明だが、報道によると同性愛者を偽って女性客に性的暴行をするような、今回と似たような犯行だったそうだ。その後、男は逮捕されたが、裁判はまだ始まっておらず今回の事件時は釈放中だった。釈放中、男は名前を変えて再びマッサージ師として働き始めていた。
具体的な時間は不明だが、被害を受けて少したってから女性たちが警察に相談。警察に相談するまでに時間がかかったのは、被害を受けてからもなお、男が同性愛者だと女性たちが信じていたためだという。警察に相談するきっかけとなったのは、被害に遭った女性2人が連絡を取り合い、男の施術中の行動に関して疑問を抱いたこと。女性たちがインターネットで男の情報を探った結果、男が過去に同じような事件で逮捕されていたことを知り、警察に通報するに至ったそうだ。
警察によると、男が他のインフルエンサーに声をかけていたのかは不明であるものの、インフルエンサー以外の通常の女性客も被害に遭っている可能性が高いとして現在調査を進めているそうだ。なお、男は警察に対してマッサージ師としての訓練を受けたことは過去にないが、マッサージの技術はインターネットにアップされている動画を見て学んだと話している。
男の裁判は今後行われ、有罪が下された場合2〜6年の刑務所行きが言い渡される可能性があるという。
このニュースが世界に広がると、海外のネットユーザーからは「男の犯行は計画的。最低」「(警察に通報するまで時間がかかっているが)性的暴行を受けたのに、いくらゲイと言われたからといって、しばらく信じていた女性たちもすごい」「見知らぬ人から依頼されて無料でマッサージを受けることにしたインフルエンサーも危機感がない」「同様の罪を犯していたのに、男を野放しにしていた当局の責任も大きい」といった声が上がっていた。
余罪も多数あることが予想される。警察は徹底的に調べ上げ、一度同様の罪を犯している男の処罰に関しても厳しく考える必要があるだろう。
記事内の引用について
「Preso homem que se apresentava como massagista gay para abusar de mulheres」(Revista Fórum)より
https://revistaforum.com.br/mulher/2023/2/23/preso-homem-que-se-apresentava-como-massagista-gay-para-abusar-de-mulheres-131819.html
「Pervert pretended to be gay masseuse so that he could abuse women」(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/world-news/pervert-pretended-gay-masseuse-could-29300052