この日、『クレイジージャーニー』は探検家の吉田勝次氏がラオスにある巨大洞窟にチャレンジするVTRが放送。この洞窟は地元住民から「聖なる洞窟」と呼ばれており、60mの滝が流れる竪穴洞窟で大変危険である事から、これまで多くの探検家が断念したとされる。
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また、吉田氏いわくこの洞窟は「精霊が住んでいる」という言い伝えがあり、地元の住民の信仰の対象になっているという。実は吉田氏のチームは3年前にこの洞窟にチャレンジしたが、この時は地元住民の理解が得られず、結果的に警察に逮捕され探検を断念していたという。
そこで吉田氏は洞窟の精霊を崇拝する村へ向かい、洞窟を管理しているシャーマン(呪術師)へ交渉。「洞窟に敬意を払う」「豚肉や野菜を捧げる」といった約束の元、ようやく探検がスタートしたのだ。
だが、この直後ネットでは探検隊に対し、ツッコミの声が相次いだ。吉田氏は探検用の命綱を、洞窟近くの岩へ電動ドリルを使って設置。岩にはポッカリと大きな穴が開いてしまったのだ。
これまで「精霊が住んでいる」「洞窟に敬意を払う」という約束の元で行われていたのに、命綱のためとは言え突然を穴を開けた一行に、ネットでは「え?神聖な場所に穴を開けた!」「これいいの?」「穴を開けるのはいいの?」「村人が怒らないの?」といった心配の声が相次いだ。
もしかしたら、吉田氏一行は、事前に岩に穴を開けることをシャーマンに説明していたのかもしれない。
さらに、洞窟に入った後、撮影スタッフの1人が「塹壕足(湿った靴を履き続ける事で発症する寒冷障害)」に悩まされた際は、事前に用意していたベビーパウダーを足にまぶしていたが、その結果大量のパウダーが洞窟内の岩に飛び散っており、「人類が初めて足を踏み入れた場所にベビーパウダーが」「神聖な岩が粉まみれに」「これは残念すぎる」といった声が相次いでいた。
電動ドリルでの命綱設置も、塹壕足を治すベビーパウダーも探検には必要な道具だが、視聴者としては残念に思った人も多かったようだ。