ある日、電車に乗っていると、偶然彼を見かけました。私はドアの前に立っていて、彼はそのもう1つ先のドアの前にいる状況でした。車内にはけっこう乗客がいたので、すぐには声をかけられず、しばらく様子を眺めていました。
>>元カノと復縁するために別の女を利用する最低男~本当にあった怖い彼氏~<<
すると、彼の口が動いているんです。外の景色を見ながら、何か言葉を発しているようでした。電車が止まるとそれをやめるんです。でも、走り始めると、また口を動かし始めていました。
車内の人が少なくなったタイミングで、彼に近付いてみました。ただ、すぐに声はかけず、背後に立っていました。そして、彼が何をしゃべっているのか、聞いてみたんです。
声がボリュームが小さく、なかなか聞き取れなかったんですが、耳をそばだてているうちに聞こえてきました。“セッ○スしてぇ~”という声が聞こえました。その後も、“お○ぱい揉みてぇ~”だの、“フ○らして欲しいな~”だの、卑猥な言葉を連発していました。私は引いてしまい、逆に彼から距離を取ってしまいました。
同じ駅で降りたところで、声をかけました。そこで、思い切って何をしゃべっているのか尋ねてみたんです。彼は、“バレた?”と言い、“願望を言っているんだ”と言いました。“たまに歌を歌ったりもする”とも言っていましたね。
周りにはバレないぐらいのギリギリの声量でしゃべることで、ストレスを発散しているのだそう。私には、よく理解できませんでした。そして、この人はいつか何かをやらかすんではないかと思い、別れを決めました。
写真・Ryosuke Sekido