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「あなたの隣のすてきな男の子、推薦してください」をキャッチフレーズに、1988年にスタートした同コンテストは、芸能事務所等に所属していない12歳から22歳の男性を対象に毎年グランプリを決定する。今年の応募数は15,447人で、この日のファイナリスト15人の中から、準グランプリに吉田剛明(14歳)、フォトジェニック賞に高野渉聖(14歳)、審査員特別賞に宗像隼司(21歳)が選出され、グランプリは藤本が獲得した。
藤本は「本当にありがとうございます。すごく素敵な方々と巡り会えて、誇らしいグランプリをいただいて本当に嬉しいです。藤本洸大のスタート地点として、これからも逃げずに謙虚にやっていきたいなと思います」と感激の表情。家族も会場で審査結果を見守っていたと言い、「家族の顔を見ていたら涙が出ました。お父さんとお母さんとおばあちゃんとおじいさんが来ていました。嬉しかったです。選ばれる自信はあったけど、最後は不安になっていました」と感想を述べた。
藤本はサッカーや心理学など、自身の得意分野もアピール。「いろんなことに挑戦していける人間になりたい。誰も見たことがない俳優をめざします。憧れの人は佐藤健さんです。作品によって役柄が変わっていくのがすごいなと思っています」とコメント。賞金の使い道についても「応募当初は本をいっぱい買いたいと思っていたけど、今は家族に恩返しをするのに使いたいと思っています」と話した。
最終選考のMCを務めた吉村崇(平成ノブシコブシ)も藤本のルックスを絶賛。「顔小さくないですか。ジュノンは顔の小ささも重要になる。硬いもの食べたことないですよね。僕の昭和の顔とは全然顎の形が違う。頑張って欲しいです」とエールを送った。
また、ゲスト審査員を務めたIKKOと犬飼貴丈も藤本のグランプリ獲得に感慨深げ。IKKOは「隣に並ぶと私の顔が二倍」とジョークを飛ばしつつ、審査に緊張したと回顧。「ガチガチになっちゃって。本当に緊張する。自分のことじゃなくてもやっぱり緊張しました」とコメント。
犬飼も「みんなすごいステージ慣れしているなって思いました。10年前よりみんなの慣れている感じがすごいなって」と参加者のレベルの高さに驚きしきり。藤本に対しては「俳優は体調管理が大事。体が資本。健康ならばどうにでもなる」とアドバイスを送り、「出会いと別れを繰り返す仕事。
その都度、人とのコミュニケーションを取る緊張感はあると思います。頑張って欲しいです」と声をかけていた。
(取材・文:名鹿祥史)