1996年2月29日のうるう年にイギリスで、「世にもハッピー」な放送ハプニングが発生した事がある。
イギリスある地方局のテレビ番組のお天気キャスターが、なんと生放送中に番組ディレクターに対して「プロポーズ」をしたというのだ。
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このハプニングを報じた日本の新聞によると、22歳のお天気キャスターは明日の天気を伝えるとカメラを見つめ、「今日、うるう年は女性の方からプロポーズしても良い日とされています。私と結婚してくれませんか?」と以前から恋仲になっていたという37歳の番組ディレクターに突然の告白をかましたのだ。
ディレクターは突然の事に驚きつつもカメラ前に出て来て、「このお転婆娘め」と仲睦まじい姿を見せ、後日この二人は無事に結婚したという。
何故、このような公開プロポーズになったのかと言うと、イギリスおよびアイルランドでは2月29日を「逆プロポーズの日」とする風習があるのだという。
これは5世紀頃のアイルランドで初めての女子修道院を開いた聖女ブリジッドが愛する男性にプロポーズしたのが2月29日だっためで、さらにイギリスでは12世紀頃には「女性から男性にプロポーズしてはいけない」という法律が一時的に定められていたという話もある。そのため、現在に至るまでイギリスでは2月29日には女性からの求婚が相次ぐのだという。
日本では結婚報告はあっても、生放送中のプロポーズは非常に珍しい。文化の違う海外ならではハプニングと言えよう。