『超無敵クラス』は普段日曜日昼に放送されている、若者を主役にしたかまいたち・指原莉乃司会のバラエティ番組。この日はゴールデンタイムで2時間のスペシャル版として放送された。
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スペシャル版では番組が1年にわたって密着してきた福岡県柳川市の「やながわ有明海水族館」の高校生館長と、元日本テレビアナウンサーでは同志社大学研究員の桝太一が助っ人として登場。高校生館長と一緒に石垣島に生息する日本最大の怪魚「カニクイ(オオウナギ)」を捕獲するためロケを行った。
高校生と桝はお互い大の魚好きということもあり一瞬で意気投合。桝は、出演する同局『鉄腕DASH』以上のハイテンションぶりを見せた。ロケの結果、非常に珍しい「カニクイ」の稚魚を捕獲することに成功した一方、視聴者の中には桝の肩書に違和感を抱く人も多かったようだ。
桝は自己紹介の際、「鉄腕DASHからお手伝いに参りました。桝太一です」とあいさつ。その後も番組内で元日本テレビアナウンサーという経歴が全く紹介されなかったほか、一部テレビ欄にも「鉄腕ダッシュ桝太一」と記載されていた。
この奇妙な自己紹介がネットで大きな話題になった。「桝さんの日テレ内での扱いは鉄腕DASHのメンバーなんだ」「鉄腕DASH代表?」「日テレの経歴は黒歴史なの?」「その呼び方は違和感がある」「不自然なほどアナウンサーの経歴を出さないのはなんで?」「もう完全にタレント扱いなのか」といった声が相次いだ。
桝が日本テレビを辞し研究者となったのは2022年4月のこと。まだ桝が日本テレビのアナウンサーだと思っている視聴者も少なくないだろう。
退社した今、日テレにとって桝は既に「無関係な人物」ということなのであろうが、どこか切なさを感じる登場だった。