木梨は、高校の同級生で相方・石橋貴明とコンビを結成。1982年4月、『お笑いスター誕生!!』(日本テレビ系)でグランプリを獲得し、以降は絶大な人気を博す。これまで数多くの冠番組を持つ傍ら、俳優や歌手、アーティストとしても才能を開花。私生活では1994年、公開映画『そろばんずく』(1986年)で共演した女優・安田成美と結婚し、2男1女をもうけた。
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芸能界の大御所として一目置かれるとんねるずだが、かねて不仲説は絶えなかった。その決定打となったのが、2018年3月。約30年にわたった長寿番組『とんねるずのみなさんのおかげでした(以下、みなおか)』(フジテレビ系)が終了しこれをもって、とんねるずのレギュラー番組は全てなくなった。
同年10月、とんねるずの公式ファンクラブが同年末での終了を告知すると、一部メディアでは不仲や解散説が浮上。さらには、翌11月放送の同番組企画『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』(同)の特番の際に木梨が不在だったためうわさに拍車がかかった。
同月、『女性自身』(光文社)では、同番組への出演経緯について、石橋が快諾したのに対して、木梨は「なんで終わったばかりの番組をすぐに復活させるの?」と言い放ち、「出演を拒否した」と報じた。さらに、“テレビ局の関係者”が同局も説得を続けたが、交渉は決裂した上、石橋が木梨に激高し「もういいよ、放っておけ!」とさじを投げたと証言している。
続けて、“別のテレビ局関係者”による証言では、「(両者が)宿泊ホテルも移動も別々という状態」で周囲からも不安視されていたとし、「とんねるず史上もっとも不穏な関係になっている」と危惧した。
「とんねるずは石橋が代表、木梨が取締役の事務所に所属していましたが、2018年6月に木梨が取締役を辞任。『みなおか』終了後はとんねるずとしての活動は皆無の中、木梨は2019年11月にシングル「Laughing Days」(翌12月発売)のリリースを発表したのです。石橋も90年代後半に人気を博した音楽ユニット・野猿の元メンバー2人とともに、新ユニット『B Pressure』を結成し、11月にデビューシングル『Freeze』を発売。これに、2019年9月のニュースサイト『FRIDAY DIGITAL』では『別々に歌手デビュー!“不仲説”飛び交う』といった見出しで不仲を強調したのです」(芸能ライター)
2021年2月、石橋が『櫻井・有吉THE夜会』(TBS)に出演し、木梨との関係性について言及。石橋は番組で『みなおか』終了後は、木梨と顔を合わせることがなくなったと明かしたが、プライベートで居合わせた際には「『あ、元気?』って感じ」だったという。
また、「友達ではない」という木梨との不思議な距離感について、「離れていても全然何のあれもないし、近くにいても大丈夫だし」と表現し、両者にしか通じ得ない独特の空気感を醸し出した。
2021年7月、石橋が妻で女優・鈴木保奈美と離婚。同月、木梨はラジオ『土曜朝6時 木梨の会。』(TBSラジオ)に出演し、石橋の離婚をリアルタイムで知ったと告白した。木梨はとんねるずへの話に及び、「またとんねるずの音楽が秋元(康)さん書いて、貴さんと歌う感じだったら、ま、ライブは分かんないんですけど、曲ができればライブもやりたくなりますから」と音楽活動再開を示唆した。
さらに、ゲストのお笑いコンビ・サンドウィッチマンからライブ共演の案を持ちかけられると、「ちょっと一回貴明に聞いてみていい?乗るか乗んないか」とも語り、不仲説を一蹴した。
今年3月、木梨は還暦を迎え、コンビそろって60代となった。今後も「東のNo.1芸人」たるものを見せつけていってほしいものだ。