長澤まさみが主演を務める本作。スキャンダルによってトップ女子アナの座から転落したアナウンサー・浅川恵那(長澤)が、眞栄田郷敦演じる新米ディレクターや鈴木亮平演じる報道局のエース記者とともに、犯人の死刑が確定した事件の冤罪疑惑を追いながら、自分の価値を取り戻していくというストーリーが描かれる。
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実際にあった複数の事件から着想を得て制作されるという本作。プロデューサーは『カルテット』(TBS系)や、『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ・フジテレビ系)を手がけた佐野亜裕美氏で、脚本はNHK連続テレビ小説『カーネーション』の渡辺あや氏。演出を『モテキ』(テレビ東京)、『共演NG』(同)などで知られる大根仁氏が務める。
「脇を固めているのは、映画『ドライブ・マイ・カー』の演技が評価された三浦透子や、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で刺客を演じて視聴者に大きな印象を残した梶原善ら。出演者はもちろん、制作側もドラマ好きにはたまらない実力派がそろっています」(ドラマライター)
また、本作は日本のドラマとして初めて、10月にカンヌで開催される国際映像コンテンツ見本市のメイン会場で上映されることが決定されるなど、異例の作品となっている。
「プロデューサーの佐野氏によると、脚本の渡辺氏とともに企画に着手したのは2016年秋だったとのこと。当時、佐野氏はまだTBSのプロデューサーのはずでしたが、紆余曲折を経て、それが2022年にカンテレで実現する形になりました。ネットではすでに、実際に起こった足利事件などの冤罪事件が下敷きになっているのではといった盛り上がりも見られており、『これを見ないドラマファンはいないと思う』『この作品は絶対間違いない』『ドラマ好きへのご褒美みたいな作品』という声も集まっています」(同)
視聴率こそ低い傾向にあるカンテレドラマだが、本作を楽しみにしているドラマファンは大勢いるようだ。