☆新潟11R 新潟記念(GIII)(芝2000m)
夏のハンデ戦らしく、例年荒れる新潟記念。今年も例にもれず、何が上位に来てもおかしくないメンバー構成。予想は難解を極めるが、ここは3歳馬フェーングロッテンを中心に組み立てたい。ポテンシャルは高かったものの、なかなか実戦で力を出し切れないレースが続いていたが、3走前でブリンカーを付けてから一変。前々走の白百合Sでは、果敢に逃げて京成杯(GIII)で3着、京都新聞杯(GII)で2着と重賞好走実績のあるヴェローナシチーの追撃を抑えて優勝。前走のラジオNIKKEI賞(GIII)では、好スタートから出して行ったものの、他馬が速く6番手あたりからの競馬。それもラチ沿いだったこともあり、白百合Sとは全く異なる競馬となったが、勝負所での手応えは良く、直線に入ると逃げたショウナンマグマが外へ内へと進路が狭くなり、追い辛いところがあったものの、怯むことなく伸びて見事重賞制覇。着差は3/4馬身差であったが、まともに追えた距離を考えると着差以上に強い競馬だった。今回は古馬が相手となるが、陣営が勝負になると考えたからこその挑戦。ここは勝ち負けになると見る。相手本線は前走の七夕賞(GIII)で初重賞制覇を飾ったエヒト。前走は1000m通過が58秒5というペースの中、6番手からの競馬をし、3コーナーから上がって行くと、直線早々で先頭に立つ。そこから後続を引き離して2着に0秒4差を付ける圧巻の走り。2、3着馬は後方から追い込んできた馬で、前にいた馬は楽ではなかったにも関わらずこの着差だから強かった。今回の追い切りでは抜群の動きを見せており、状態の良さが窺え、ここを勝てばサマー2000シリーズの優勝が決まるだけに勝負度合いが高いと見る。まとめて負かす可能性があるとすれば、トップハンデだが実績十分のサンレイポケット。以下、ヒートオンビート、イクスプロージョン、カイザーバローズまで。
◎(18)フェーングロッテン
〇(9)エヒト
▲(4)サンレイポケット
△(5)ヒートオンビート
△(1)イクスプロージョン
△(16)カイザーバローズ
買い目
【馬単】6点
(18)→(1)(4)(5)(9)
(4)(9)→(18)
【3連複1頭軸流し】10点
(18)-(1)(4)(5)(9)(16)
【3連単フォーメーション】20点
(18)→(4)(5)(9)→(1)(4)(5)(9)(16)
(4)(9)→(18)→(1)(4)(5)(9)(16)
※出走予定競走には、馬の体調等により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、金曜掲載の「ハッシーの中央競馬新馬セレクション」も担当している。