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香取慎吾、売上3900万円を寄付「東京パラリンピックは終わりではなく始まり」

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香取慎吾

 国際パラリンピック委員会(IPC)の特別親善大使を務める元SMAPの香取慎吾が23日、都内で行われた「香取慎吾NFTアートチャリティープロジェクト」寄付贈呈式に出席した。

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 香取はこの日、パラスポーツを支援する全額寄付チャリティー企画の売上金3900万円を全額パラサポに寄付した。これは2015年にパラサポのエントランスに「i enjoy !」をテーマに描いた壁画をNFTアートにし、1点3900円の寄付を集ったもの。会場にはレゴブロックで作られた壁画のレプリカも用意された。また、イベントには日本財団パラスポーツサポートセンター会長の山脇康氏、国際パラリンピック委員会(IPC)アンドリュー・パーソンズ会長、マイク・ピーターズCEOほか、日本パラ水泳連盟参与の櫻井誠一氏、パラバドミントンの里見紗李奈選手、パラテコンドーの太田渉子選手も参加した。

 香取は登壇すると、「リモートに慣れてしまっていて、こんなに人のいる場所に立つのは久しぶり。慎吾ちゃんちょっと緊張しています」と照れ臭そうにコメント。東京パラリンピックについては「東京パラリンピックは終わりではなく、始まりだと思っています」と自身の見解を述べ、「今回NFTアートでの寄付という形で1万人もの方が賛同してくれました。2年後には2024年フランス・パリ大会が行われます。パラリンピック、パラスポーツからは感動、笑顔をたくさんもらえました。これからもたくさんの人に応援してもらいたい、楽しんでもらいたい気持ちでいっぱいです」と話す。
今後の展望を問われると、香取は「稲垣(吾郎)さん、草なぎ(剛)さんと『雨あがりのステップ』という歌を歌わせてもらったり、壁画で初めてのNFTアートに挑戦したりしましたが、次はまだ考えていません。今、次は何をしようか考えています」と検討中だとコメント。「必ず何かどんな形でも参加したい。アートも歌もしますが、エンタテインメントの中でパラスポーツを応援する形を作っていけたらなと思います」と話して笑顔を見せた。

 太田選手も「応援をいただいて感謝しています。パラスポーツの発展のために自分も微力ながら尽力していきたいと思います」と香取に賛同。里見選手も「今回、香取さんからいただいた寄付金はパラアスリートが活躍するための大きな支援金となります」と香取に感謝の気持ちを述べ、「私自身も今回優勝して感じたのは、私一人の力ではなく家族や周りの人たちのおかげだなということ。寄付金がファンを増やすきっかけ、パラスポーツが広がっていくきっかけになってくれれば」と話して香取の取り組みに期待を寄せていた。

(取材・文:名鹿祥史)

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