インド・アッサム州で、HIV陽性者の彼氏の血液を、自身の体内に注射した少女が病院で検査を受けていると、海外ニュースサイト『India Today』『India TV News』などが8月10日までに報じた。
インド・アッサム州カムラップ地区の農村地帯に住む15歳の少女は、SNSを介して、隣村に住む男(年齢不明)と出会ったという。2人はすぐに意気投合し交際に発展。3年交際したのち、少女は男と一緒にいたい思いが強くなり、何度か男と「駆け落ち」をしたそうだ。そのたびに少女の両親は少女を探し出し、連れ戻したという。両親は2人の交際に反対していたとみられる。
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最近になって少女は、男との交際を「真実の愛」だと証明するために、男の血液を注射器で採取し、自身の体内に注射したそうだ。男はHIV感染者で、少女もその事実を知っていた。少女の行動を知った両親は、少女を病院へ連れていき、警察に通報したという。
通報を受けた警察は、男の身柄を拘束したという。男が身柄を拘束された理由は公表されていないが、警察は本件で男を起訴可能か、取り調べを進めているとみられる。警察によると、男は「私の血液を注射しないように伝えたが、少女は聞かなかった」と話しているそうだ。一方、少女は「私はどうなってもいい。早く彼を釈放してほしい」と各社の取材に対し訴えている。
なお、少女はHIV検査を2度受けており、1度目の検査結果は聞きに行かなかったそうだが、2度目の検査結果では、HIV陰性だったと伝えられている。病院からは経過観察を言い渡されているという。
このニュースが世界に広がるとネット上では「なんてバカなことをするのか。一生後悔するぞ」「恋は盲目。周りが見えなくなっている」「注射など痛い思いをせずとも、セックスすれば感染できるのに」「HIV陽性の男など、両親は絶対反対するでしょ」「周囲が反対すればするほど、恋は燃え上がるもの」「本人の決断。病気になろうが、他人が口出すことではない」「真実の愛を証明したいなら、他にもいくらでも方法はありそうだが」といった声が上がった。
HIV陽性者の血液を体内に注射するのはきわめて危険な行為だ。いくら「愛」のためであっても、命のリスクのある行動は極力避けるべきであろう。
記事内の引用について
Love, stupidity and AIDS: 15-yr-old Assam girl injects herself with blood from HIV positive boyfriend(India Today)より
https://www.indiatoday.in/trending-news/story/love-stupidity-and-aids-15-yr-old-assam-girl-injects-herself-with-blood-from-hiv-positive-boyfriend-1986236-2022-08-10
Assam girl Injects herself with boyfriends HIV blood to prove her love, netizens mock youth of nation (India TV News)より
https://www.indiatvnews.com/trending/news/assam-girl-injects-herself-with-boyfriends-hiv-blood-to-prove-her-love-netizens-mock-the-youth-of-nation-viral-2022-08-09-798637