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中日・立浪監督の謝罪が物議「舐めた補強した方も謝るべき」の声も 昨季と変わらぬ貧打は球団にも責任か

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立浪和義監督

 今季前半戦を消化した24日終了時点で、5位・巨人と3.5ゲーム差の最下位(38勝50敗1分)に沈む中日。25日に伝えられた立浪和義監督のコメントがネット上で物議を醸している。

 報道によると、同日に大島宇一郎球団オーナーに前半戦の戦いを報告した立浪監督は、報告後に応じた取材の中で「前半戦借金12というところで、こうなったのはもちろん自分の責任。おわびと今後どう立て直すかの話をさせてもらった」とコメント。最下位低迷は自分の責任とオーナーに謝罪した上で、後半戦に向けた課題などについて話し合ったという。

 前半戦の中日はチームの得点圏打率(.223)、得点数(256点)がいずれもリーグ最下位と、あと1本が出ずに得点を挙げられないシーンが目立っている。ここまでに完封負けを16回喫し、球団ワースト記録(24回/1956年)の更新も現実味を帯びている状況だが、立浪監督は得点力不足を解消できるかどうかが後半戦巻き返しを左右するカギになると考えているようだ。

 >>中日、立浪監督が試合後に謝罪も「謝るのはそっちじゃない」の声 完封負け以上の問題点は<<

 この立浪監督のコメントを受け、ネット上には「現場の最高責任者である監督の謝罪は当然、シーズン終わりにまた謝ることがないよう気合い入れてほしい」と同調の声が上がったが、中には「立浪監督は謝るよりも注文つけろよ、今の状況は大して補強しなかった球団側も悪いんだから」、「去年も得点力不足に苦しんでたのに、舐めた補強したフロントの方も謝るべきでは?」と、球団側にも非があるとするコメントも少なからず見られた。

 「中日はリーグ5位に沈んだ昨オフに立浪監督が新指揮官に就任しましたが、同年シーズンはチーム得点圏打率が『.221』、得点数が『405点』と得点力不足に苦しんだため、ファンの間では野手陣のテコ入れは急務と、積極補強を求める声がかなり上がっていました。ところが、球団は現有戦力(R.マルティネス、祖父江大輔、ビシエドら)の引き留めで予算が回せなかったのか、開幕前の野手補強はガルシア(育成)1名のみにとどまり、開幕後の補強もここまではレビーラ(育成)、後藤駿太(トレード)の2名を加えるのみ。結果、昨季と同じように得点力不足に苦しんでいるわけですが、ファンの間ではこの現状は立浪監督以上に、戦力をまともに整えていない球団側に責任があるとする意見も散見されます」(野球ライター)

 オーナー報告を伝える報道によると、補強などに関する要望は特には出さなかったという立浪監督。就任時に「打つ方は、必ず何とかします」と現有戦力の底上げを掲げた手前、安易に泣き言は言えないという事情もあるのかもしれないが、もう少しやりようはなかったのかと直接もの申してもよかったのではと考えているファンも少なくないようだ。

文 / 柴田雅人

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