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NHK Eテレ、番組セットに統一教会創設者の自伝が映り物議 「大変良質な番組」出演者は反論

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画像はイメージです

 NHK Eテレ『100分de名著』のスタジオセットに、宗教法人「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の創設者・文鮮明氏の自叙伝が映りこんでいた問題で、番組にゲスト出演していた政治学者の中島岳志氏が、ネット上の反応に反論している。

 安倍晋三元首相の銃撃事件をきっかけに、政治と旧統一教会の繋がりが取り沙汰されている中、改めて注目された『100分de名著』のスタジオセット問題。ジャーナリストの藤倉善郎氏が運営するニュースサイト『やや日刊カルト新聞』が、2015年に報道したものだった。

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 これは、スタジオに文氏の自叙伝『平和を愛する世界人として』がカメラに映るように配置されていたというもの。『やや日刊カルト新聞』によると、2013年4月~2014年8月まで、当時のMCの伊集院光と武内陶子アナウンサーの間に1冊、伊集院の正面から見て左に1冊の計2箇所に陳列されていたという。当時、『やや日刊カルト新聞』はNHKに取材。NHK側は、美術担当者が業者を通じて購入した古本の中に入っていたと回答していた。

 現在、旧統一教会の問題が改めて浮き彫りになる中、SNSでは『100分de名著』で『平和を愛する世界人として』を陳列していたことが再度、注目されることに。ネット上からは「NHKにも浸透してるのか…」「正面に置いていたってことが怖い」「これは引く」という声が集まっていた。

 そんな中、中島氏は21日にツイッターを更新し、この騒動に言及。「何度か出演させていただいた者として言っておきたいのは、番組スタッフとの打ち合わせ・進行において、特定の宗教団体への配慮・支持などを感じたことは一度もないということです」と当事者の立場から報告。「大変良質な番組で、私は心から信頼しています」と綴っていた。

 この投稿に、ネット上からは「内容ではなくセットに紛れ込ませていたのは怖い」「カルト問題への無関心やチェックミスは批判されるべき」「たまたまだとしても紛れ込んでたのは落ち度」「本の中身を吟味していない事にみんな驚いてるんだと思う」という苦言が集まることに。

 一方、SNSからは「見ていても特定の宗教への配慮は感じられない」「番組は誠実に作られていると信じてる」という賛同も寄せられていた。

記事内の引用について
中島岳志公式ツイッターより https://twitter.com/nakajima1975

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