「科捜研の女」は、1999年の放送開始から現行連続ドラマ最多シリーズ記録を更新中で、沢口演じる京都府警科学捜査研究所の法医研究員・榊マリコの活躍を描いた作品。
今年4月に終了したシーズン21まで、木曜午後8時台の木曜ミステリー枠で放送されてきたが、同枠は7月期を以って23年半の歴史に幕を下ろすことになり、今後の放送が注目されていたが、いきなり新シーズンが放送されることになった。
>>高視聴率獲得の要素が見当たらないテレ朝の新医療ドラマ<<
記事によると、同局のプライム帯(午後7~11時)にドラマ枠が新設されるのは2006年4月期以来、16年半ぶり。幅広い世代の視聴者が楽しめる上質な作品をラインアップするのが新ドラマ枠で、最新作は新たなステージにふさわしくリニューアル。よりハイクオリティーな大人の科学ミステリーに変貌を遂げるというのだが……。
「テレ朝としては、若い世代の視聴者を取り込むために新枠を設けたはずだが、結局『科捜研の女』で、木曜の放送と視聴者層は全く変わらないだろう。要は、新たにシリーズ化できそうなドラマの企画が間に合わなかった。さすがに、来年1月期は新たなドラマシリーズになりそうだが」(テレビ局関係者)
14日から放送され、木曜ミステリー枠のフィナーレを飾るのは上川隆也主演の「遺留捜査」。同枠ではほかにも、内藤剛志主演の「警視庁・捜査一課長」シリーズの今後の放送についても注目されている。
「新枠に木曜ミステリーのドラマが〝移籍〟するだけならば、全く意味がない。いっそのこと、ABEMAで放送されている若い世代に人気のドラマをそのまま放送してみるのもありなのでは」(テレビ誌記者)
今後の戦略が気になるところだ。