結論から言うと、その技とは「浮気を容認する」ことである。相手に、交際してなるべく早い段階で「別に浮気してもいいよ」と伝えてしまうのだ。意外な方法だと感じた人もいるだろう。そんなことをしたら、男性は喜んで浮気をするのではないか、と不安になったかもしれない。確かに、許可が下りたことで男性は浮気をするという選択肢を得たのは事実だ。しかし意外にも、それじゃあ浮気をしようとはならないものなのである。理由は2つある。
>>デートの場所は相手に決めさせた方がいい?大切なのはバランス<<
まずは、「浮気をしていい」と言われた際の男性の心情を想像して欲しい。恐らく戸惑い、なぜそんなことを言い出したのか考えるだろう。そして結果的に、自分のことをそれほど好きではない、もしくは女性側が浮気をしようとしているという2つの可能性を導き出すことになる。そんな不安を抱えたまま浮気する男性は恐らくいないだろう。この意外な許しは、男性の浮気心のストッパーとなるのである。
次に、男性に自由を与えた時の行動について着目しよう。不思議なもので、ダメと言われたことはすぐにでもやりたくなり、してもいいと言われたことは後回しにする傾向がある。急いでやらなくても、やろうと思えばいつでもできるという心の余裕ができるからだ。そのため、浮気を許可された男性の中で、それは優先事項から外れるのである。結果的に、浮気への興味を失い、今の彼女との時間を楽しむようになるだろう。
同様の傾向から、浮気を疑って束縛してしまうと、かえって事態を悪化させてしまうこともあるので注意が必要だ。交際がスタートしたら「浮気容認」を合言葉に男性の心をころがしまくれ!
文/恋愛ライター・小島康明
写真/zelah_w