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嵐とJUMPと男闘呼組をつないでいた二宮の“甘い”思い出

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 ジャニーズグループのコンサートは、舞台上と同じくバックヤードも華やかだ。グルメが充実しているのだ。ジャニー喜多川氏(享年87)が存命のころから、学校帰りのジャニーズJr.たちに温かい食事を提供したいという“親心”で、ホットミールが多く並ぶ。嵐やSMAPのコンサート会場には、有名ラーメン店やファストフード、クレープ店やコーヒーショップが丸ごと出張したこともある。

 そんななか、嵐の東京公演にはある名物食があった。二宮和也の母が作った特製梅干しだ。トリコになっていたのは相葉雅紀。相葉は梅干しが苦手だが、ニノママがタッパーに詰めてコンサート会場に持ってきた梅干しだけは食べられた。

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 「相葉さんは二宮さんとの雑誌対談で、“梅干し、待ってますアピール”をしたこともありました。一粒がかなり大きく、いかにも高級品という梅干し。コンサートで疲弊することを見越して、味つけはかなり甘め。濃い味こそが“母の愛”なのです」(芸能ライター)

 梅干しは、グループの垣根を越えたこともある。Hey! Say! JUMPの元メンバーの岡本圭人もかつては大のお気に入りだった。一見接点が希薄な両グループだが、圭人の父は元男闘呼組の岡本健一。02年に公開された嵐の初主演映画の関連フォトブック「嵐04150515-嵐のピカ☆ンチな日々」のカメラマンを務めている。当時の嵐はブレイク前。大先輩の健一が後輩に31日間も密着するのは異例だったが、カメラが趣味だったこともあり、異例のコラボが実現した。

 このころ、圭人は小学生。二宮は写真集製作に携わってくれた感謝の意から、岡本宅に梅干しを送っていた。圭人は健一から「これは二宮くんからいただいたんだよ」と聞かされていたため、二宮のことを「梅干しのお兄ちゃん」と認識していた。

 「岡本家と嵐には妙縁があって、松本潤さんは某家電量販店で偶然、健一さんと会ったことがあります。その足で食事に出かけ、後日、自宅まで遊びに行くと幼い圭人くんがいた。サインをしてあげているので、こちらは『パパの友達』という認識らしい」(前出・芸能ライター)

 嵐は現在、グループ活動を休止中。圭人は18年からおよそ2年にわたってアメリカで演劇留学して、帰国後の21年にグループを脱退。現在もジャニーズに身を置いたままで俳優業一本に絞り、昨年上演された初の単独主演舞台は好評だった。健一も同じく昨年、専属からエージェント契約に切り替えた。

 梅干しでつながっていたさまざまな縁と恩。嵐が復活した暁には、コンサート会場に甘い“ニノ梅”が届けられるに違いない。

(伊藤由華)

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