8人タッグマッチでは、STARSの岩谷麻優&コグマ&葉月&羽南が、クイーンズクエスト(QQ)の林下詩美&AZM&上谷沙弥&レディ・Cと対戦。STARSは岩谷がSWA世界王座を、コグマ&葉月がゴッデス・オブ・スターダム王座を、さらに羽南がフューチャー・オブ・スターダム王座をそれぞれ保持しているチャンピオンカルテット。一方のQQもAZMがハイスピード王座、上谷が“白いベルト”ことワンダー・オブ・スターダム王座を保持している。試合はAZMと葉月の対決で火ぶたを切り、両チーム激しい戦闘を繰り広げ、最後はコグマとAZMの丸め込みの応酬から、コグマが回転式横入りエビ固めを決めて勝利した。
試合後、コグマが「AZMちゃん!きょう私が勝ったから、ちょっと言いたいことがある」とAZMに呼びかけると、「楽しいリング遊び好きだよね?去年、私たちラダーマッチやったんだよ。知ってる?それでさ、もっと高いところから飛びたいなと思って!AZMちゃん!金網で楽しいリング遊びしよ!」と金網マッチを提案。すると、AZMは「え?金網マッチ?いいんじゃないの!実は、私も金網やってみたかったんだよね。まあ、でも、2人で遊ぶのもなんだし、QQとSTARSで6人タッグ金網マッチどうですか?」とユニット対決による金網マッチを要求。
コグマ以外のSTARSのメンバーは、リングを降りて、QQの他のメンバーも最初は及び腰だったが、上谷は「私にできないことはないから、是非やらせてください!」と受諾し、上谷に諭される形で嫌がっていた詩美もゴーサイン。葉月はコグマの「ぶっ飛んだこと好きですよね?」という殺し文句に陥落し、「ぶっ飛んだこと好きだよ!コグマ!ウチはやるよ」と受諾。岩谷はヤケクソ気味に「やるしかねぇだろ!」と叫ぶと腰から崩れ落ちた。そんな岩谷を尻目にコグマは「6月26日の名古屋(国際会議場)のビッグマッチ。あの会場ならたぶん制限ないから。あそこで金網マッチ、この6人でやりたいと思います!」と6.26名古屋大会での金網マッチを発表した。
ブル中野 対 アジャコングによる伝説の金網マッチを始め、金網というアイテムは遺恨清算の場として使われてきたが、ハイスピーダーたちが「高いところから飛びたい」という気持ちで、特に遺恨もないSTARSとQQで金網マッチを行うというのは、これも時代の流れなのかもしれない。
◆スターダム◆
『後楽園大会』
2022年6月5日
東京・後楽園ホール
観衆 1193人
▼8人タッグマッチ(20分1本勝負)
岩谷麻優&○コグマ&葉月&羽南(13分48秒、回転式横入りエビ固め)林下詩美&AZM●&上谷沙弥&レディ・C
(どら増田)