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巨人・大勢、交流戦でも勢い衰えず?「何とお礼したらいいか」エース絶賛の投球で昨季王者も圧倒

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 交流戦の舞台でも勢いが止まらない。

 今季、巨人の守護神として存在感を放ち続けている大勢。5月24日のオリックス戦の9回表、自身初となる交流戦のマウンドに登った。

 試合は7回まで2対2で進み、8回裏にウォーカーの単打や岡本和真の内野ゴロを絡め2点をもぎ取り、勝ち越しに成功するという緊迫の展開で最終回を迎えている。先頭打者の杉本裕太郎にいきなりヒットを許しランナーを背負うも、続く頓宮裕真を三振に切って取り、野口智哉を二ゴロ併殺に仕留めた。結果的に3人で締めることとなり、交流戦初戦で今季17個目のセーブを記録。さらに、翌日もチームは8回裏に勝ち越し、直後のマウンドに登場、2夜連続で試合を締め括っている。

 51試合終了時点で1勝1敗18セーブと、両リーグ通じてのダントツのセーブ数が表すように、ルーキーシーズンでありながら、完全に巨人の勝ちパターンの一角を担っている。30勝を挙げているチームの白星のおよそ2/3に貢献しており、原辰徳監督を始めとする首脳陣、そして選手からの信頼も絶大だ。

 その証明となったのが、5月19日の東京ドームの広島戦だった。この試合では、プロ入り後、初めてイニング途中からマウンドに送られている。

 8回まで順調なピッチングを見せていた菅野智之が、完投をめざし9回も続投。ブルペンには誰の姿もなく、球場内にはエースがそのまま試合を終わらせるという雰囲気、そして期待に包まれていた。

 しかし1死後、連打を浴びてしまい菅野はここで降板。2-1と接戦の展開、ランナー二人を背負った場面でのリリーフ登板、巨人のユニフォームを着て初のシチュエーションは、クローザーとしての真価が問われる場面となった。

 だが、このシーンもルーキーは凌ぎ切る。最初の打者に死球を与え満塁とするも、後続二人を打ち取り『火消し』を完了させた。試合後、白星を手にしたエースからは「何とお礼したらいいかわからない」と労いの言葉が贈られている。

 広島戦、オリックス戦と、直近3試合の登板では先頭打者を出塁させるも、揺らぐことなく自身の役割を果たしている。頼もしさと共に、もはや風格さえ漂わせるほどのマウンド姿は、今後も巨人に大きなアドバンテージをもたらすはずだ。

 交流戦で昨季王者から連勝をするなど、好調が続く巨人を支える若き守護神、大勢。22歳のさらなる活躍が見られるのは、今季のプロ野球の大きな楽しみでもある。(佐藤文孝)

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