世の中には色んなフェチや性癖の人がいると思いますが、わたしの彼氏は相当珍しいタイプです。それは、「酸っぱい顔フェチ」。女性がレモンや梅干しなど酸味の強いものを食べて、「ん~酸っぱい!」という表情をしているのに性的興奮を覚えるのだそう。すごく独特ですよね。
>>『酸っぱい顔フェチ』変わった性癖のせいで失態を犯した変態男~本当にあった怖い彼氏~<<
私がそれを知ったのは付き合いたての頃で、2人で家飲みをしていた時のこと。レモンサワーのレモンを食べてみてと言われ、口に入れたところ彼が急に鼻息を荒くして興奮し、押し倒してきたことで判明しました。友達に話したら「変態」「怖い」と言われてしまいましたが、私はちょっと面白いなと思うくらいで、特に気にしてはいませんでした。
ただ、一度だけ彼のフェチのせいで大喧嘩をしたことがありました。それは、友達の家で、男女複数人で飲み会をした時のことです。王様ゲームをしていたのですが、彼が王様になった時、「女子はレモンを食べて!」とお題を出したのです。その瞬間、私は「やばい」と思いましたが、時すでに遅し。女子はみんなレモンを食べて酸っぱい表情をし、それを見た彼が興奮し始めました。
酔っていたので、みんなは気付いていませんでしたが、彼が性的に興奮していることは明らかでした。その後、収まりがつかなくなった彼は、トイレへ...。抜いているのだとすぐにわかりました。
女友達にこっそりと性癖を押し付け、しかも人様の家で処理をするなど、あまりにも非常識な行為に私は憤慨。帰宅後、彼にみっちり説教しました。彼も賢者モードに入っていたので、うなだれて反省し、二度としないことを誓いました。以降、彼は他人に性癖を見せないよう、私の前でのみフェチを全開にしています。だから私は、今でも毎日レモンを食べさせられています。
写真・Adrian Scottow