ヤクルトはこの日阪神4投手(西勇輝、渡辺雄大、アルカンタラ、湯浅京己)に8回裏まで無得点と苦戦。しかし、「0-1」と1点ビハインドの9回裏に阪神5番手・岩崎優から1死一、三塁のチャンスを作ると、ここで打席の青木宣親がタイムリー二塁打を放ち同点。さらに、1死二、三塁からオスナが右翼への犠牲フライを放ち劇的なサヨナラ勝利を収めた。
試合終了後、中継カメラはオスナがグラウンド上で同僚たちにもみくちゃにされ祝福を受ける様子を映す。この途中、祝福の輪に加わっていた山崎晃大朗が小さくジャンプしながらオスナを左足で蹴るそぶりを見せ、これを見たオスナは仕返しとばかりに山崎に右ひざ蹴りをしようとしていた。
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この一場面にネットでは「山崎がどさくさに紛れてオスナを蹴ろうとしてて笑える」、「オスナが蹴り返そうとしたのも面白いな」、「それくらい今日のオスナにイラついてたのか?(笑)」と面白がるファンが続出した。
同時に、「山崎って前もオスナ相手にキックしてなかった?」、「今回は蹴るふりだけだったけど、去年は本当に尻を蹴ってたな」、「本当にオスナと仲いいんだろうな」と、昨季の山崎の振る舞いを引き合いに出したコメントも多数見られた。
「山崎は昨年4月24日・中日戦でサヨナラ打を放ったオスナが祝福を受けている際、右斜め後方からオスナの尻を左足で3回軽くキック。中継カメラがこの様子をばっちり映していたこともあり、ネット上では『山崎がどさくさ紛れにケツキックしてて爆笑』、『しれっとオスナの尻しばきすぎやろw』などと話題を呼びました。今回は実際にオスナを蹴ったわけではないのですが、それでも昨季の一場面を思い出すファンは少なくなかったようです。一方で、この日のオスナは9回裏まで3打数無安打、2回裏の第1打席では1死一、三塁の大チャンスで二飛に倒れていたことなどから、一向に打たないオスナにフラストレーションをためていたからではないかという見方も散見されます」(野球ライター)
試合結果以上に注目するファンも多かった山崎のオスナへの飛び蹴り。第4打席でようやく結果を出したことに対する山崎なりの祝福だった可能性もゼロではなさそうだ。
文 / 柴田雅人