今年の牡馬クラシック戦線は、中心となる馬がおらず何が勝ってもおかしくない混戦模様であるが、本命にはフレールフィーユを推す。目下2連勝中の本馬だが、2戦とも内容の濃い競馬。前々走は道中の行きっぷりが悪く、終始促しながらの追走となった上、直線では外の馬と接触しながらも怯むことなく伸び、最後まで脚が衰えず見事な差し切り勝ち。前走は過去最高馬体重ながらも太目感はなく、レースでもスタート後のポジション取りでごちゃつく場面があり、内へ行ったり外へ行ったりしながら外目の位置を取ると、終始外目を回りながらも前走より行きっぷりが良く、しっかりと流れに乗る。それでも相変わらずエンジンの掛かりが遅く、勝負どころでは少し置かれそうになるが、エンジンが掛かると徐々に先頭との差を詰め、直線入り口で先頭を射程圏内に入れる。あとはギアがしっかりと上がって行き、ゴール前ではグイっと伸びて差し切り勝ち。着差は僅かだが、ゴール前での伸びを見るとまだ脚が残っている印象で、着差以上に強い競馬だった。今回は初の大井競馬場、初の1800m戦となるが、癖のある馬ではなくコース替わりは問題なく、距離延長もこれまでのレースを見るとむしろ歓迎のクチ。しっかりと成長も見せており、勝ち負けを期待する。
相手本線はプライルード。昨年の12月以来久々の一戦となった前走は4着に敗れたが、+9kgの馬体重で馬体を見ても仕上がり途上といったデキだった。そのためか、残り100mあたりで脚が上がっており、如何にも前哨戦といった内容。昨年の全日本2歳優駿(JpnI)では、中央馬を相手に3着に入っているように力は十分にここでも勝ち負けできるものがある。一度使われて状態はグッと上がってきており、しっかりと本番仕様の仕上がりになったと見て良いだろう。
▲は強力な先行力が魅力のシャルフジン。
以下、クライオジェニック、フウト、ナッジまで。
◎(5)フレールフィーユ
〇(11)プライルード
▲(4)シャルフジン
△(6)クライオジェニック
△(9)フウト
△(13)ナッジ
買い目
【馬単】6点
(5)⇔(4)(6)(11)
【3連複1頭軸流し】10点
(5)-(4)(6)(9)(11)(13)
【3連単2頭軸マルチ】24点
(5)(11)⇔(4)(6)(9)(13)
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで推奨した4頭で決まり、3連単100万越えあり。