一般庶民の家庭から上流社会の一族に嫁ぐことになった主人公・佐都(土屋太鳳)が、理不尽な一族のしきたりや複雑な人間関係に翻弄されながらも、夫と共に奮闘する物語が描かれる本作。
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第1話では、下町の大衆食堂を切り盛りする佐都が、かねてより交際してきた深山健太(松下洸平)にプロポーズされ、それを受け入れる。実は健太は、江戸時代から400年以上続く名家で莫大な資産を有する一族・深山家の御曹司。佐都は深山家に挨拶に出向くも門前払いを食らい――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレあり。
そのタイトルから、『華麗なる一族』のような雰囲気を期待していたドラマファンも多かった本作。しかし、蓋を開けてみると、一族の女がつかみ合いの喧嘩をしたり罵り合ったり貶めたりもする、まさに昼ドラ的展開が多発。その中でも、長男の妻・美保子(松本若菜)のある行動が物議を醸しているという。
「第1話では、有能な健太を跡取りにするため、そして佐都が音を上げて自ら出ていくように、深山のお屋敷の別宅に健太夫婦を住まわせるという展開になりました。これに激怒したのが、これまで別宅に住んでいた美保子。次期女主人の座を奪われた美保子は、佐都に親切にする振りをして近づき、サウナに閉じ込めるという場面がありました」(ドラマライター)
佐都は自力で脱出したものの、一歩間違えれば命に関わりかねないサウナ閉じ込め。ネット上からは「イビリ超えてて笑えない」「完全に立派な殺人未遂」「これはやりすぎでしょ…」「殺人未遂」「名家なのに自宅から死者出していいの?」という苦言が集まっていた。
「一方、過剰演出された上流階級の人たちの喧嘩や、いびりの際の変顔などの演出を見ると、本作はシンデレラストーリーではなく、もはやコメディレベル。ストーリー中盤で長男妻、三男妻、深山家の末っ子長女の間で繰り広げられた罵り合いなど、明らかに笑いを誘っていたこともあり、ネット上からは『大爆笑だった』『まさに夜の昼ドラ』『これもう今期一でしょ』といった称賛も集まっています。上流階級ドラマという見方ではなく、コメディドラマとして視聴することで楽しんだ視聴者が多くいたようです」(同)
第2話は小沢真珠が出演することも予告されている本作。ますますコメディ色が強まりそうだ。