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同作は、小説家の彩瀬まる氏による同名小説『やがて海へと届く』(講談社文庫)の実写映画化。突然消息を絶った親友の死を受け入れられずにいる岸井演じる主人公・真奈が、深い悲しみを抱えながらも前に踏み出そうとする姿を見つめる、喪失から再生へと向かう物語だ。
公開に先駆け、15日より映画冒頭2分半のアニメーションパート映像がBITTERSENDincの公式YouTubeチャンネルにて解禁された。同映像では、女優の浜辺美波演じる真奈の親友・すみれの幻想的な世界を、水彩タッチの繊細なアニメーションで表現。原作小説のもつ映像化困難と言われた世界観、人の想いと命の循環が印象的に描かれている。アニメーションは、テレビアニメ『王様ランキング』や『進撃の巨人(シーズン1〜3)』を手掛けてきたWIT STUDIOが制作、実写映画でありながらその枠を飛び越えたコラボレーションが実現した。アニメーション監督は、国内外の映画祭で評価を得る久保雄太郎氏と米谷聡美氏が担当している。
アニメーションパートについて岸井は、「脚本を読んだ時はあまり想像ができていなかったのですが、完成版を観た時に『こんな風に実写とアニメが折り重なっていくんだ』と感動しました。アニメがラストシーンに向かう橋渡しの役割をしていて、実写では伝えられないことをより観客の皆さんの心にダイレクトに届けられていると思います」とコメント。
同じく浜辺は、「一番最初の顔合わせのときにアニメーションの映像を見せていただきました。不思議なのですが、腑に落ちた気持ちにもなり、同時にアニメーションの中の女性の姿に必死に涙を堪えたのを覚えています。私にとってあのアニメーションがあったことは役を考える救いになりました。映画全編を通してみるとまた受け取る感情が変わるのではないかと思っています」と明かした。
映画『やがて海へと届く』は、4月1日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。
アニメーションパート映像
https://www.youtube.com/watch?v=pLnlKKvHga4
『やがて海へと届く』公式サイト:https://bitters.co.jp/yagate/