ロシアには現在、経済制裁が課されている。この効果について小原は「(物の)値段はすごく上がっているというのは聞きます。何か買うにしても1日あたりで2倍くらいの値段に変わったりとかいうのがある」と現状を報告。「海外のメディアとかを一部見ている人たちは、今はできるだけ早く現金を使ってモノに換えるということをやっていると聞きますね」とも話していた。
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小原はロシアに対する経済制裁は「ロシア国民に戦争反対を促す」目的があるとされるが、一方で「ロシアのプロパガンダに使われている一面もある」と指摘。欧米からの経済制裁に「一致団結して頑張りましょうみたいに、戦時中の日本の『欲しがりません勝つまでは』みたいな空気感を作ろうとしていると、ロシアの報道を見ていると感じる」と話していた。
MCの垣花正アナウンサーから「世界で報じられていることはロシア国内には伝わっている?」と問われると、小原は「SNSは見ることができないと言われてるけどできる」と内情を語った。さらに、西側メディアの報道はフェイクニュースの例として流されているという。そのため、「子どもたちがそれに騙されるから、SNSを使うなと親として言うべき」という流れも作られつつあるという。
現在は、テレビに親しむ大人世代と、ネットに親しむ子ども世代の間で「大人は子どもにテレビを消せ」「子どもは大人にSNSを見るな」という主張が対立しており、「どっちがフェイクがわからない状態になっている人たちがいっぱいいて」と小原は複雑なロシア国内のメディア受容事情を暴露していた。
さらに、小原は「反対の声を挙げると刑務所に入れたりするので、なかなか声を挙げられない空気感が出来つつあって、かなり危惧している状況」とも話していた。
これには、ネット上で「ブラスくん、しっかり自分の言葉で話していていい」「ブラスさんが話すことで他の情報番組よりも説得力がある」といった声が聞かれた。