三中は2010年、「めちゃイケ」新メンバーオーディションに唯一の素人として合格。三ちゃんの愛称で親しまれた。しかし、プロレス企画を逃げ出す、番組に無断で同級生の臼杵寛とコンビ・ワンハンドレッド(後にサンプライズと改名)を結成し、プロ芸人への道を模索するといった態度が問題視された。
>>三中元克、新コンビ結成も話題にならず? オタク芸に手を出すも「こっち来んな」の声<<
そこでコンビでネタを見せ、視聴者投票にかけることになったが、過半数を満たせず卒業が決定。コンビ名を投票で用いられた「dボタン」に改名し、吉本芸人としての活動を本格的に始動させたほか、自ら劇団を立ち上げるなど精力的に活動していたが、コンビは2018年1月に解散。同年3月の「めちゃイケ」の最終回に呼ばれることもなかった。これに三中があるイベントで不満を示すと、居合わせたとにかく明るい安村から「自分が悪いんじゃない?」とツッコまれていた。この時期の三中は、自ら番組企画を投げ出し、半ば自業自得で番組から卒業させられたのに、なおも番組に拘泥するといった見方をされており、評判は決して良くなかったと言えるだろう。
さらに、三中は2019年には特撮芸人・京佑とスーパーヒーローを結成するも翌20年に解散。2021年にはピン芸人・てつ丸とラフリベンジャーズを結成し活動中だ。短期間でコンビ解散と結成を繰り返しており、芸人としては決して順風満帆ではなさそうだ。
そんな三中が得意とするのが、「特撮」の知識を生かしたオタク芸だ。『仮面ライダー555』(テレビ朝日系)主演の半田健人とYouTube動画で「平成仮面ライダー」シリーズを巡って対談するなど、仕事に繋がっている部分もある。この分野に関してはにわかではなく、本当に詳しいといった評価も一部ではある。オタク芸に関しては概ね評判が良いと言えるだけに、今後の三中はこの芸を打ち出していくのがベストかもしれない。
ただ三中は、半田との共演時も「めちゃイケ」時代のトレードマークだった青いジャージ姿だった。このスタイルはほかの場でも見られ、「いつまで青いジャージ着てるんだ」といったツッコミも見られる。
ラフリベンジャーズのYouTube動画では、相方に対し時折涙を見せながら、「リベンジしたい」と語っていた三中。「めちゃイケ」でのキムタクとの対決や、自身の「クビ」の裏話などを披露している。やはり「めちゃイケ」頼みの感は否めないが、彼が再浮上できる日を待ちたいところだ。
記事内の引用について
ラフリベンジャーズchより
https://www.youtube.com/watch?v=FNcV6C5Vo18