同ドラマは、愛本みずほ氏の漫画が原作。嘘と闇、愛憎が渦巻くラブサスペンスで、同窓会に出席した仲良し6人組のメンバーが、次々と亡くなっていく事件が発生しストーリーが展開される。
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ドラマの視聴率が伸び悩む中、ネット上でその怪演ぶりが注目されたのが、俳優の徳重聡が演じる野瀬正だ。
演じる役柄は、波瑠演じる主人公の仲良し6人組の1人である、黒川智花演じる専業主婦の野瀬優美の夫。山梨県警の刑事部長であるにもかかわらず、潔癖性で妻に激しいDVを繰り返していた。
「視聴者に恐怖感を与えるほどの怪演ぶり。92年放送のTBS系ドラマ『ずっとあなたが好きだった』で佐野史郎が演じた冬彦さんばりの怪演で、『令和の冬彦さん』と呼ぶ声もあるほど」(テレビ誌記者)
もともと、徳重は2000年8月、「オロナミンC『1億人の心をつかむ男』新人発掘オーディション~21世紀の石原裕次郎を探せ!~」で応募総数約5万2000人の中からグランプリを獲得し芸能界デビューを果たした。
当然、その肩書からポスト・裕次郎さんと期待をかけられていたが、昭和の国民的大スターばりの成長を期待されては重荷にならないはずがなかった。
「硬派な役が多かったが、11年に主演したテレビ朝日系のドラマ『Dr.伊良部一郎』の破天荒な精神科医役、18年のTBS系『下町ロケット』で演じた嫌みなエンジニア役で化ける予感を見せていた。そして、今回の役で開花した」(芸能記者)
今年1月にデビューから所属していた石原プロモーションが解散したのを機に、波瑠、向井理らが所属しているホリ・エージェンシーに移籍。移籍後、初の連ドラ主演作となったが幸先のいいスタートを切ることができた。