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何気ない日常の動作の中にダンスの動きを取り入れる、ユニークなアイデアを詰め込んだ著書について、パパイヤは「ダンスを本格的にする人向けの本は多いが、(未経験者の)0から1に特化した本はなかなかない。日常生活の中にはそもそもダンスのヒントがたくさん。ダンス初心者に向けて、そういうものを掘り起こしてみようかなって思った」と著書に込めた思いを話す。
著書の中では「公衆トイレで個室が全て満室だったら」のお題に対して「トイレの前でボックスステップをする」、「肩が凝りすぎて辛くなった時は」のお題に対して「肩だけダンスを踊る」、さらにタクシーがなかなか捕まらない場面で「タクシーを呼ぶ時に手を上げる動きの中にもダンスの要素を取り入れる」といった、パパイヤらしいユーモア溢れるアイデアもたくさん紹介されており、QRコードを読み取ることで、まるでコントのようなパパイヤの動画を視聴することも可能だ。
パパイヤはこれに対しても、「普段日常でイラっとする時に、発想の転換じゃないけど、そこに少しダンスが入るとイライラがマイルドになる。掃除の時、窓拭きの時とか、普段皆さんも実は腰の動きとか、ダンスっぽい動きを知らず知らずのうちにしていたりするんです。うちの奥さんも調理しながらダンスをしたりしています。そういう発想なら体を動かすところから始められる。初めの一歩は簡単じゃないと」と説明。「体を動かすことは健康にもいい。是非役立ててほしい」と呼びかけた。
会見後の質疑応答では、現在開催中の北京オリンピックも話題に挙がったが、フィギュアスケートの振り付けにパパイヤは興味津々。「一番注目するのは、よく空気、匂いっていう言い方をするんですけど、(競技中)空気が変わる瞬間があるんです。そこをいつも見ていて、なんで感じが変わったんだろう、スピードだけじゃないなって。これはどうなっているんだろうって見方をしています。羽生結弦選手は特に素晴らしいと思っています。表情がすごく良くて、『さあ行くぞ』って表情が変わる瞬間に空気が変わるのかなって想像したり。引き込まれます」と話す。
また、「人生プラスマイナスゼロ」という自身の座右の銘も紹介し、「コロナ禍はマイナスに考えられがちですが、プラスになることもあるんです。僕は料理をやろうって料理をやるようになりました。得意料理はナポリタンです。ポイントはケチャプをしっかり焼くことです」とコロナを機に料理を始めたことも明かす。
自身もコロナに感染した経験を持つが、「(症状として)匂いを感じなくなるとか色々あるけど、僕は毛の抜け方が半端なかった。柴犬かっていうくらい抜けた。それを考えたら二度と感染したくない。そういう副作用もあるということを知ってください。一時期はすごかったです」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)