メインイベントでは、IWGP世界ヘビー級王者、オカダ・カズチカに内藤哲也が挑戦する。
昨年の『G1クライマックス』優勝者であるオカダは、IWGP世界ヘビーへの挑戦権利証の代わりとして4代目のIWGPヘビー級王座を持ち出し、波紋を呼んでいたが、今年の1.4東京ドーム大会で鷹木信悟を破り、IWGP世界ヘビーを初戴冠すると、オカダは4代目IWGPヘビーのベルトをリング中央に置き、「ありがとうございました!」と一礼。ファンと一緒に4代目ベルトの「お別れの場」を設けた。
そして、翌日の1.5東京ドーム大会で、オカダはIWGP世界ヘビーの初防衛戦としてウィル・オスプレイを相手に激闘の末、初防衛に成功すると、その眼前に現れたのが、同大会で強敵ジェフ・コブに勝利を収めた内藤哲也。内藤は「今、新日本で1番強い男は間違いなくオカダだよ。だからこそ、そんなオカダを感じてみたい。だからこそ、そんなオカダの持つベルトにチャレンジしたい。次のタイトルマッチの相手、内藤哲也でどうだ?」と挑戦をアピールすると、オカダは場内の反応を確認してから「この歓声を聞いたら、問題ないでしょう。オカダ・カズチカ対内藤哲也、決定でいいんじゃないでしょうか、50周年にふさわしいんじゃないでしょうか」と挑戦を受諾。今回のカード決定につながっている。
これまで両者の対戦戦績は5勝5敗。節目節目で闘って来た2人だが、直近では2020年の1.5東京ドームで対戦し、内藤がデスティーノで勝利を収めている。それ以来、約2年ぶりの対決。50周年の新日本を背負う決意を表明したオカダとしては、いきなりの難敵が現れた形だ。内藤も昨年はタッグに比重を置くなど、シングルで結果を残せなかっただけに、再び新日本の中心に立ちたいところ。新日本としても50周年という節目に相応しいカードを念頭から提供することで、勢いをつけていきたい。
(どら増田)