棚橋は「改めまして、新日本プロレス100年に一人の逸材、棚橋弘至です。今回、USヘビーに挑戦します。条件つきではありましたが、挑戦を受けてくれたKENTA選手に感謝します。今回のルール、ノーDQマッチ。反則がなんでも許されるということなんですけども、反則をしないで正攻法で勝つか、反則に振り切ってでも意地でも闘い抜くかっていうね、闘う前に選択肢があると思うんですけど。一生分の反則をします、ハイ。これがプランAです。で、プランBは長くなるので、簡単に言うとしっかりベルトを取り戻して、コロナの状況が良くなった。そして、世界中をベルトを持って闘って、活躍を見せるっていうのがプランBに続いていきますので。1月5日、全力で勝ちにいきます!以上です」と持論を展開。
KENTAは「いや、長い!もう、今何時?(腕時計を見ながら)。メチャクチャ待たされました。それでもう、飽きてるでしょ?観てる人、いるのかな、コレ?ちょっと飽きてるでしょ、ここの人も。ここ入って来た時、ちょっともう飽きてる空気あったし。そう思います?(と菅林直樹会長に話しかけるが、会長は首を振る)。いや、あの……(ここから、いきなり英語で話す)、みなさん、こんにちは。IWGP USチャンピオンのKENTAです。このベルトを腰に巻くのに誰よりもふさわしい男、それが自分だと思ってます。パンデミックが終わったあと、アメリカだけではなく世界中をこのベルトと共に回りたいと思ってます。だからこそ、このIWGP USのチャンピオンシップに勝ち、このベルトを防衛し、そしてこのベルトを維持し続けること。それが自分のミッションだと思ってます。(日本語で)それプラス、ドームでは……(急に通訳の方を見て)、あ、もう、最初から日本語で話せよと思いました?(気を取り直して)あの、ドームは本当にこれ、完全にこれ、あの、あの、ノーDQだけど、イロモノ的なそんな感じでもないし、本当に危険な試合になると思うし。棚橋ファンには本当に酷な時間になると思うし。まあ、バレットファンには最高のハッピーな時間になると思う。俺は自分でもエキサイトしてるし、楽しみにしてほしいなと思ってます」と長々と話し続けた。
そして、まずは棚橋が調印書に署名。その次にペンを取ったKENTAは、棚橋の方を向いて「汚い字!汚い字!字は出るよ、そういうの」と挑発。そしてペンを走らせる。続いて菅林会長がサインをする合間に、KENTAは棚橋に対し「オマエ、あと最初、コッチ座っただろ?コッチはチャンピオンだからな。挑戦者はソッチだから。ちゃんと説明聞いとけよ、係の人に。わかった?返事は?」と上から目線で言い聞かせる。最後に写真撮影を行い、棚橋、KENTAの順で退場。KENTAの上から目線を棚橋が余裕を持って受け流しているように見えたが…。全ての反則が認められるルールなだけに、棚橋がどんなスタイルを披露するのか注目される。
(どら増田)