>>ホリエモン「自分の知名度を上げたいんでしょ」ひろゆきをバッサリ? 前澤氏との「お金贈り」バトルが波紋<<
前澤氏の総資産額は約2000億円強と言われる。途方もない金額と言えるが、なぜ前澤氏はそれほど金を持っているのだろうか。
前澤氏は実業家のほか、YouTuberやミュージシャンなど様々な顔を持つ。ただ、これらの活動の収入は、たかが知れているだろう。前澤氏の最も大きな収入源は、株を中心とするものだ。
前澤氏が手がけてきた事業と言えば、ファッション通販サイトの「ZOZOTOWN」がよく知られている。2019年に「ZOZOTOWN」はヤフーに約4000億円で買収され、約30%の株を売却したことで約2500億円を手にしたと言われる。さらに、前澤氏は現在も株式会社ZOZOのファウンダー(役員)を務めており、役員報酬を受け取っている。
事業を立ち上げ、大手企業へ売却することで利益を得るほか、役員となり報酬を受け取る動きは、ITベンチャーの世界ではよく行われている。前澤氏の場合その規模が桁違いだと言えるだろう。
さらに、前澤氏は投資家としての顔も持つ。アパレル業界では大手のアダストリア、ユナイテッドアローズでともに第2位の株主となっているため、株主配当は相当な金額に上る。
このほか、前澤氏は現代アートのコレクターでもある。こちらも購入と売却を行うことで、「投資対象としての現代アート作品」といった潮流も生み出した。2019年にはアンディー・ウォーホルの作品が、予想落札額の2倍以上の約567万米ドル(約6億2千万円・レートは当時)で落札されている。
ただ、前澤氏は投資で大儲けしているだけではない。2020年9月には「このコロナ禍で乱高下する株式市場に目が眩み、慣れない短期売買を繰り返した結果 #株式投資で44億円の損失を出してしまったことをここに報告します」とツイートしている。
それでも金を貯め込まず、資産運用を積極的に行う攻めた姿勢が新たな金を生み出していると言える。頻繁に行っている「お金配り」プロジェクトも話題性を集め、自身の事業やブランドの価値を高めることで、より大きなお金のリターンへ繋がる行為と言えるかもしれない。
前澤氏の資産がどこまで増えるのかは、気になるところだ。
記事内の引用について
前澤友作氏のツイッターより https://twitter.com/yousuck2020/