>>張本勲氏『サンモニ』卒業を発表、23年夏休みもとらず「番組の終了も考えた方が」惜しむ声<<
当面はスポーツ関係者などが登場する模様だが、4月以降はレギュラーコメンテーターを置く可能性もあるのではないかと言われている。可能性のある人物を検証してみたい。
まず候補として挙がっているのが、張本勲氏がレギュラー卒業を発表した11月28日の放送に居合わせた、元読売ジャイアンツ選手、横浜DeNAベイスターズ監督の中畑清氏。張本氏が卒業を口にした際、「代打、中畑行きますか? 冗談ですけどね」と話し、意欲を見せていた。
中畑氏は明るいキャラクターで、『サンデーモーニング』の主力視聴者層であるシニア世代に人気が高く、DeNAベイスターズ監督時代の前向きなイメージで、若者にも知名度が高い。また、発言が炎上すれすれになることもあり、いろいろな意味で張本氏の後任に適している。
2021年で北海道日本ハムファイターズの監督を退いた栗山英樹氏も候補の1人。監督就任前はTBSの野球解説者として活動していたことや、元レギュラーの大沢啓二氏と同じく北海道日本ハムファイターズの監督を務めていたことが、大きな要素として挙げられる。温和で選手を見守るスタイルは、張本氏と真逆で、今の時代に適している。ただし、同氏は侍ジャパンの監督に就任しているため、出にくいと見る声もある。
また、張本氏に堂々と「喝」を入れていた、読売ジャイアンツ、ボストン・レッドソックスなどで活躍した上原浩治氏も候補だ。日本とアメリカで高い実績を持つとともに、しっかりと自分の意見を話すことができる同氏の評論は、説得力が高い。また、中畑氏同様「炎上スレスレ」の発言で、ネットをざわつかせることができることも魅力だ。
最後にささやかれるのが、スポーツコーナーのレギュラー終了説。『サンデーモーニング』はその報道姿勢が偏向であると批判されている。番組の内容を批判的に見る人が多いこの番組に出演することは、かなりリスクが高い。
これまでは張本氏が「憎まれ役」を演じてきた部分もあるため、ゲストに批判の声が向くことはほぼなかったが、レギュラー出演となると、当然逆風も吹く。そのような状況下でレギュラー出演をする人物は、なかなかいないと見る声も多いのだ。
良くも悪くも愛された「日曜の朝に張本」というルーティンは消える。2022年は、どう変わっていくのだろう。