メンバーを見渡すと、最内にレイパパレがいます。2走前は同じ阪神競馬場の宝塚記念で内枠2番で牡馬相手に3着で、3走前に至っては大阪杯で勝っていますから、実績はアカイトリノムスメより上です。しかも、阪神競馬場では馬券から漏れた事はありません。1年先輩だし最大のライバルになりますが、レイパパレの斤量が2kg重いのでここはチャンスです。
そのレイパパレに、前走のオールカマーで勝ったのがウインマリリン。斤量が1kg軽かったとは言え、2走前は天皇賞(春)では5着でしたから、強い馬相手に戦ってきた修行が成績に反映されています。レイパパレとウインマリリンは前々で競馬をしますので、アカイトリノムスメはこの2頭を目標に中団から展開を組み立てると思いますから、ここも有利かもしれません。
もうこの3頭で決まりと言いたいのですが、何故か競馬はすんなり決まりません。実は後方待機で息を潜めては虎視眈々とチャンスを窺い、ほぼ掲示板に載るクラヴェルの存在が脅威です。昨年も中団より前で競馬をしていた馬は、後方待機の馬達に差し切られてしまったのです。強い馬が2頭とも前で競馬をする展開が予想されるので、これに付いて行こうとすると、他の馬が息切れしてしまう可能性は高いと思います。ロザムールがすんなり端をきればペースは落ち着くと思うのですが、外枠に入ったので微妙です。
もしレイパパレとウインマリリンがやり合う形になると波乱の展開がありそうで、ランブリングアレーやステラリア、デゼルが突っ込んで来るかという事も視野に入ってきます。有力馬の3頭は何れも勝ちに行くので、譲れない展開になればペースが速くなり波乱があると読んでいます。ディープインパクト産駒に囲まれたエピファネイア産駒が穴を開けるかもしれません。
ワイドBOX 3、2、1
ワイドBOX 9、6、4
ワイドBOX 8、16、12