>>レジ待ちの行列でおならをした女性を逮捕、注意した男性と口論に ナイフで脅して起訴される<<
米フロリダ州の刑務所で、おならを頻繁にする同室の受刑者に腹を立て、顔面を殴って大けがをさせた男を暴行罪で起訴したと、フロリダ州モンローカウンティ保安官事務所、海外ニュースサイト『Miami Herald』などが11月5日までに報じた。
報道によると11月4日夜、同州キーウェストの刑務所に服役中の33歳の男が突然、同室の57歳受刑者の男性(以下A)に暴行を加えたという。詳細は不明だが、男は米コロラド州で性犯罪事件を起こして2012年9月に有罪判決を受けた前科者だ。判決以後、男は「性犯罪者データベース」に登録され、州外への移動、引っ越しなど、短期間でも家を離れる場合、警察への報告が必要になっている。
男がフロリダ州に引っ越しをしたのか、たまたま訪れただけなのかは不明だが、男はフロリダ州警察への報告義務を怠ったようだ。警察は9月13日に、性犯罪者登録違反で男を逮捕。以後、男は同刑務所に2カ月ほど服役していた。
男はAの胸ぐらをつかみ、顔面を繰り返し殴って暴行。騒ぎを聞きつけた刑務官が男を捕らえて別室へ。殴られたAは、そのまま病院に搬送された。Aは肋骨を1本、歯を2本折る大けがをしたが、命に別状はない。
Aは、男に殴られた理由について「まったく身に覚えがない」と話しているそうだ。男は、Aを殴った理由について、「Aはおならのし過ぎだ。臭いがしないように、トイレを流しながら用を足すこともしないやつだ」と憤慨。Aのおならとトイレマナーにいら立ちを募らせ、犯行に及んだと、取り調べに対し話しているという。なおAが何度も深い行為を繰り返していたのか、それについて男が注意していたのかは不明だ。
男はAに対する加重暴行罪で起訴された。現在、男とAは、別々の部屋に収監され、静かに服役しているそうだ。
このニュースが世界に広がると、ネット上では、「暴力では何も解決しない。殴ったらダメ」「おならくらい許してやれよ」「男の気持ちも分かる。狭い空間でクサイおならは許せない」「同居生活するうえで、おなら問題は重要。ちゃんと話し合えばよかった」「2人は仲が悪かったのかも」「どっちもどっち。ルールやマナーを守れる人であれば、刑務所には行きません」など、様々な声が上がった。
本件の舞台は刑務所だ。密閉性が高く、臭いがこもってしまう特性もある。おならをするときや、用を足すときに、周囲の人に対する気遣いは必要なのかもしれない。
記事内の引用について
His cellmate passed too much gas. So he knocked out two teeth, Florida Keys cops say(Miami Herald)より
https://amp.miamiherald.com/news/local/community/florida-keys/article255575671.html
Inmate charged with battery(フロリダ州モンローカウンティ保安官事務所サイト)
https://floridakeyssheriff.blogspot.com/2021/11/inmate-charged-with-battery.html