米フロリダ州ブロワード郡巡回裁判所は、おならをして男性と口論になり、刃物で脅して起訴されていた女性を不起訴処分にしたと、海外ニュースサイト『NY Daily』『The Smoking Gun』などが9月2日までに報じた。
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報道によると、2018年11月25日午後7時頃、同州内のディスカウントストアで40歳の女性が、レジ待ちの列に並んだという。待っている最中、女性は突然おならを放った。大きな音になってしまったようだ。近くにいた58歳の男性は「爆音おなら」をした女性に苦言を呈したという。男性は、女性の前または後ろに並んでいたとみられている。
男性の注意を受けて、女性は怒った模様。2人は口論を始めたという。激高した女性は、持っていたバッグから折りたたみ式ナイフを取り出し、男性に突き付けて「内臓をえぐり出してやる」と脅したそうだ。周囲が止めた様子で、その後女性は店を去っていった。
通報を受けてすぐに警察が駆け付けた。女性を追って店を出たところ、近くの道路で歩いていた女性を発見、身柄を拘束した。のちに警察は加重暴行罪、脅迫罪などで女性を逮捕、起訴したそうだ。
何度かの裁判延期を経て、裁判所は2021年8月30日に女性の不起訴処分を決定した。女性が不起訴となったのは、証人として出廷する予定であった被害者の男性が、出廷を拒否したためだ。拒否した理由は報じられていない。女性は晴れて自由の身となったようだ。
このニュースが世界に広がるとネット上では、「レジ待ちで、2人ともイライラしていたのだろう」「おならをして逆切れ。恥ずかしいと感じていないところがすごい」「おならをして何が悪い。誰でもするし、注意される必要はない」「音だけでなく、臭いもあったから我慢できなかった」「公共の場でおならはマナー違反だと思うが、フロリダでは逮捕されるのか?」「ナイフを常備しているところに闇を感じる」「本屋とかお店に入ると、なぜかおならが出ちゃう。刺されたくないし、気を付けよう」「バカバカしい裁判で、男性は出席する価値なしと判断したのだろう」など、様々な声が上がった。
おならは生理現象で、コントロールできないときもあるが、注意されたら素直に謝罪すれば収まる話だろう。刃物を取り出して、注意された相手を脅すなど、恥の上塗りになるだけだ。
記事内の引用について
Court cuts loose woman accused of passing gas, threatening man with knife(NY Daily)より
https://www.nydailynews.com/news/crime/ny-woman-fart-knife-police-free-20210902-2vwjdleksfbc7kysbsndkpncym-story.html
Accused Gas Passer Now Free As The Wind(The Smoking Gun)より
http://www.thesmokinggun.com/documents/florida/free-as-the-wind-912506