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この番組と共に、この秋もう一つ話題になったのが10月1日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)だろう。この日は芸能事務所の太田プロダクションをスペシャルで特集。劇団ひとりや土田晃之、ダチョウ倶楽部らが出演したが、そこに爆笑問題も元所属芸人としてVTRに登場したのだ。
爆笑問題は1990年に太田プロから独立するが、これが一方的なものだったため、その後仕事を干されていたのは有名な話。太田夫人の光代氏が芸能事務所タイタンを設立し、再ブレークに至ったと言われるが、実際はそこまでスムーズではない。
まず、爆笑問題は独立後、スパイシーフルーツに所属する。この事務所の設立には、元太田プロのマネージャーが関わっており、爆笑問題は彼に声をかけられる形で付いていった。その背景には、仕事に対する不満があったとされる。ただ、じっくりとした話し合いを経ての円満ではなく、電撃的な独立劇であったため、太田プロの怒りを買い、仕事を干されてしまった。
その後、新事務所での活躍もうまくいかず、爆笑問題は事務所を退社しフリーとなる。田中裕二は以前にしていたコンビニのアルバイトに戻るが、太田は家でファミコンをやり続けるだけの悶々とした日々を送っていたようだ。この様子を見かねた光代氏が事務所設立に動いた。この時は古巣の太田プロにもきちっと話を通したという。
爆笑問題は、2020年5月に太田プロ会長だった磯野勉氏が亡くなった時には『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ系)で追悼していた。やはり、独立騒動から30年以上が経過したこともあり、太田プロとしても過去の騒動は「水に流す」ことになり、『金スマ』出演に至ったのだろう。