この日の『行列』はスペシャル版で、後半は後藤がメインの企画。メンバーの河合郁人がオファーし、A.B.C-Zの単独コンサートに後藤がゲストとして参加することになった。
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以前から似ていると評判の河合と後藤。コンサートの途中で2人が入れ替わり、後藤が歌い、踊ってもファンは気づかないのか確かめる実験も兼ねた。
後藤は『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の人気企画「運動神経悪い芸人」で、運動神経のなさが広く知られている。後藤は「アホなこと言うな!」「気づくって!」と消極的だったが、河合らA.B.C-Zメンバー全員の協力と本人の努力もあり、トレーニングを始めて2週間ほどでダンスの基礎を身に付けるまでになった。
コンサート40日前には、後藤がパフォーマンスを披露する課題曲が発表された。後藤が河合に代わって歌う曲はA.B.C-Zのデビュー曲でありファン人気の高い「Za ABC〜5stars〜」。全員で合わせる振り付けやアクロバットシーンなど難易度の高い一曲だったが、曲のタイトルを聞いても後藤はあまりピンとこなかったのか「知らんわオレ」とつぶやいた。
その発言を聞いた河合は「そんなストレートに?」と驚いたが、後藤は「じゃあもうちょっとヒットしてよ!」とツッコミ。河合らメンバーは「僕らヒット曲ないですもん!」と思わずうなだれた。
後藤は「冗談やん!」と本気ではなかったとフォローしたが、スタジオでVTRを見ていた東野幸治は「そんなん言うな!」と笑いながら叱っていたほか、ネットでは「普通に失礼では?」といった声が相次いだ。
一方A.B.C-Zファンを中心に、後藤に好意的な意見も見られた。ファンは「これは痛いところ突かれた」「確かにヒット曲はない」「本当にそれな」などと投稿。どうやらファンもA.B.C-Zからヒット曲が出ていないことは自覚していたようで、後藤のツッコミはかなり痛いところを突いていたようだ。
ジャニーズの中では、まだ若手の部類に入るA.B.C-Z。今後は誰もが知るヒット曲を出すことが最重要課題か。