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水産加工会社ら男4人、畑に4トンのホタテ残渣を不法投棄し逮捕「異常に臭いを放っていた」との情報も

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 青森県青森市の水産加工会社役員ら4人が、同県五所川原市の畑にホタテの残渣を不法投棄したとして28日、廃棄物処理法違反の疑いで逮捕された。

 逮捕されたのは、青森市篠田の水産加工会社役員の55歳男、同社社員の42歳男、同市の水産仲卸業業の48歳男、運送会社役員の66歳男の4人。警察によると、水産加工会社役員と社員の男が、仲卸業者と運送会社役員に委託し、五所川原市の畑にホタテの残渣4トンを不法投棄していた。

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 警察の取り調べに対し、水産加工会社役員と社員は産廃収集運搬業の許可を得ていないことを知りながら、残渣の処理を委託したことを認めている。運送会社役員も不法投棄を認めているが、水産仲卸業社員の男は否認している。現場付近では、残渣投棄によってかなり強い異臭を放っていたとのこと。警察は余罪の可能性もあると見て、捜査を進めている状況だ。

 ホタテの残渣処理は業者にとって深刻な問題になっている。かつては焼却処理や海へ廃棄するなどして処理していたが、焼却は乾燥させるまでの臭いや処理能力の問題、さらに高額な費用がかかるなどの懸念がある。また、海への廃棄は漁場の環境悪化につながってしまう。

 青森県蓮田村では、残渣を堆肥化する施設が2015年に建設されているが、ホタテ漁関係者にとって残渣の処理は頭の痛い問題になっている様子。今回の事件は、そんな大量の残渣を「組織ぐるみで畑に投棄する」というもので、環境を顧みない犯罪と言わざるを得ない。

 驚きの犯罪に、「4トンは半端なく臭い。カドミウムの問題もある。適正業者に依頼している同業者も調査されて、えらい迷惑」「現地は半端なく臭かったと聞く。適正な処理方法を国や自治体が指示してほしい」という声が上がっていた。

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