歌とダンスだけではなく、演じて仕切ってスポーツもできるオールラウンダー。そんな亀梨から寵愛されている吉本興業所属の芸人がいる。「ポールマン」というコンビ芸人の「しゅん」だ。亀梨と同学年で、今年36歳。芸歴11年で、同期は大人気のニューヨークだ。地元の関西でもほぼテレビに出ていない。にもかかわらず、スターの亀梨が気を許す。
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「しゅんさんが友人のディレクターらとバーベキューをしていたら、偶然隣が亀梨一家だった。面識はないが取りあえず挨拶をすると、まずはお父さんと意気投合。その後に亀梨さんと話し、連絡先を交換。後に仲良くなっていき、口の堅さで時間をかけて信頼を得ていったそう」(スポーツ新聞芸能班の記者)
しゅんは芸能人の友人が多い。自分の中で決めているのは、仕事の話は1時間程度。悩み事を聞いてあげること、アドバイスをすることを大事にしている。さらに、おだてるだけではなく、長所も短所も両方言うように心がけ。有名人だからといって、分け隔てない。対等な関係を念頭に置いている。
「亀梨さんがしゅんさんのバイト先まで高級愛車で迎えにいったことがあると言います。自宅マンションに招いた時は、お手製料理を振る舞い、さながら彼女。亀梨さんがキッチンに立っている時、しゅんさんは畳の上で寝て待つという、あり得ない贅沢」(先の芸能記者)
ジャニーズタレントはバリバリの体育会系にして、先輩・後輩を重んじる縦社会だ。上から下へ仕事・私生活のあらゆることを伝承していくシステムが脈々と受け継がれている。亀梨は滝沢秀明さん(ジャニーズ事務所副社長)から教わり、現在は後輩や共演者に恩として返している。しかし、しゅんは非該当芸能人。売れる見込みもない。それでも無償の愛を注がれ、自宅マンションには100回以上も上がっている。
亀梨が主演映画「事故物件」で関西出身の売れない芸人・山野ヤマメを演じた際は、大阪出身のしゅんから関西弁をレクチャーされた。芸能界音痴の芸能人。一流男・亀梨にはそれぐらいの温度がちょうどいいのかもしれない。
(伊藤由華)