各紙などによると、公開7日目を迎え、今年公開の邦画実写作品では、最速で観客動員100万人を突破。興行収入も13.5億円を記録。
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木村は「劇場の椅子全てに座れる状況ではない中で、たくさんの方が見て下さって本当にうれしい」と感慨深げ。ともに出席した長澤まさみも「実感が湧かない数字ですけど、友達からもたくさん連絡もらったりして」とほおを緩めたという。
「同じシリーズの前作『マスカレード・ホテル』も公開7日目で100万人を突破。とはいえ、今作はコロナ禍で観客動員が制限されている中での好調な動員。平時であれば、とっくに前作の数字を超えていただろう」(映画業界関係者)
9月18日にはフジテレビ系で『マスカレード・ホテル』が放送されたが、テレビでは2度目の放送にもかかわらず、昨年1月の放送時を上回る世帯平均視聴率16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。視聴者の関心が高いことをうかがわせた。
とはいえ、同シリーズのおかげもあって、木村は俳優としてすっかり〝復権〟できたという。
「16年にSMAPが解散したが、世間やメディアからはすっかり〝戦犯〟扱いされイメージダウン。解散翌年の17年に公開された主演映画『無限の住人』はコケてしまった。あれにはキムタクも相当ショックを受けていた」(同)
そして、今作では前作よりも番宣の体制を強化、フジの製作にもかかわらず、他局でもアピールしたどころか、地方局の番組にも出演するなど、PRに奔走したのだ。
「SMAPという冠にあぐらをかいていた時期ならば、絶対にやらなかったようなPR。俳優として独り立ちしたいという自覚が強烈に芽生え、『なんでもやる!』ぐらいの覚悟。おかげで俳優として大きく成長を遂げただけに、SMAP解散はプラスになったようだ」(芸能記者)
映画がどこまで数字を伸ばすかが注目される。