今回の動画で岩本氏は、13~15日の対ソフトバンク3連戦で「0勝2敗1分」と負け越した古巣日本ハムの戦いぶりをテーマにトーク。自身が思う3連戦で一つも勝てなかった原因や、栗山英樹監督をはじめとした首脳陣の責任などを語った。
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その中で、岩本氏は栗山監督が今季採用している“全員主将制”が、15日終了時点でチームがパ・リーグ最下位に沈んでいる一因ではないかと指摘。「(チーム全員が)俺が一人でどうかしてやろう、(野手なら)ホームラン打ってやろうとか、そんな姿に見えてしょうがない」、「あまりにも皆が人任せにし過ぎな野球が、今のファイターズを最下位のポジションにしている」と、今のチームには一体感が見受けられないと口にした。
特定の主将を設けないことでチームがバラバラになるリスクを当初から懸念していたという岩本氏は、「まだ遅くない、(今季は)2カ月半まだ残ってます。(首脳陣は)キャプテンを立てて(ほしい)。絶対的に試合に出てるような、そうでなくても絶対的にチームに影響を与えるようなキャプテンを立てるべきだと思います」とコメント。すぐに“全員主将制”は取りやめ、新たに主将を設けるべきだと提案した。
また、岩本氏は仮にここから新主将を立てるならばプロ11年目・29歳の西川遥輝が適任だと主張。「(首脳陣は)西川をもう一度キャプテンにして、『お前がこのチームの方向性を整え直せ』と(言うべき)」と、昨季主将を務めた西川を再登板させて立て直しを図るべきではないかと語った。
岩本氏の発言を受け、ネット上には「確かに誰かがまとめ役をやらないとこのまま最下位でシーズン終わりそう」、「西川はチーム一筋のベテランだし、大体の選手はおとなしく言うこと聞いてくれるのでは」、「主将未経験の選手をいきなり担ぎ上げるとさらに混乱しそうだから、去年キャプテンだった西川の再登板はアリだと思う」といった反応が寄せられている。
一方、「主将・西川は今季の数字を考えると今一つ説得力が無いな」、「2割前半の選手がキャプテンやっても『どの口が言ってるんだ』ってならないか?」、「岩本さんは西川がいいって言ってるけど、自分は近藤(健介)の方がよっぽど適役だと思う」と否定的なコメントも複数見受けられた。
「岩本氏から主将候補に挙げられた西川ですが、今季は『.229・3本・22打点』と打撃成績は今ひとつ。また、昨季リーグ2位の数字(42盗塁)だった得意の盗塁も、今季はここまで12盗塁(リーグ6位)と数字が伸び悩んでいます。そのため、結果が伴っていない西川を主将にしてもチームに一体感は生まれないのではと考えているファンもいるようです。一方、一部からは今季の打撃成績が『.277・7本・41打点』と西川以上で、先の東京五輪では侍ジャパンの一員として金メダル獲得に貢献してもいる近藤の方が主将に適しているのではという意見も挙がっています」(野球ライター)
15日終了時点で首位のオリックスとは11.5ゲーム差、CS圏内の3位・ロッテとも8ゲーム差となっている日本ハム。今後の浮上への一手として、栗山監督が今後主将を設けることはあるのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
岩本勉氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UC7CeOxGzcmmxbf_Oacxf7sg