その一つが「子どもネタ」の氾濫だ。過去には2015年に、5歳の幼稚園児が162キロ離れた伊勢の祖父に会いに行った神回が放送されたこともある。ただ「最近の子どもネタは自分の子どもをテレビに出したいだけの気がする」「ナイトスクープの子どもネタは見たくない。よその子ども自慢番組でやってくれ」といった声がネット上では聞かれる。もちろん「ナイトスクープ」に感動、ほっこり系の企画があっても良いが、その分量が増え過ぎではないかという声もある。
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番組初期の名物出演者で「視聴率調査」など、体を張った企画を数多くこなしてきたコメディアンで書家の越前屋俵太氏は、今年6月にツイッターで「最近のナイトスクープは面白くない!とよく聞くが、それは仕方がない。人気番組になると、どうしても守りに入って、攻めることが出来ない」「今のナイトスクープは少しでも長く延命させようと頑張っている。松本局長の抜擢は制作側の最後の切り札だったのかもしれない。今のままでも、制作側や出演者側にもそれなりの恩恵があるのかもしれないが、守りに入らずに新しいことに挑戦して欲しい」と書き込んでいる。
元出演者では落語家でタレントの桂小枝も2019年に「探偵ナイトスクープおもんない! 情けない〜 なんでこうなったの〜」とツイートしている。
「ナイトスクープ」は1988年スタートと、30年以上の歴史を持つ。ある程度のマンネリが生じてしまうのは仕方ないとも言えるが、尖った挑戦的な企画がウリであっただけに、かつての勢いの復活を望む視聴者が多いと言えそうだ。
記事内の引用について
越前屋俵太氏のツイッターより https://twitter.com/echizenya_hyota
桂小枝のツイッターより https://twitter.com/koedanokai2014